カリフォルニアの危険な住宅地の見分け方

夏は引っ越しの季節(秋に学校が始まるから)。この夏、日本からカリフォルニアに移り住む方も多いかと思います。

そんな皆さんのために、実践、「カリフォルニアの危険な住宅地を見分ける方法」です。

まず、大前提としてあるのが、「アメリカの住宅地は、道一本隔てただけで安全さに大きな違いが出ることがある」ということ。行政区と学区で決まるので。

良い住宅地と悪い住宅地が緩やかなグラデーションになっている日本とは全く異なる世界で、「高級住宅地の近くだから大丈夫かな?」などと思うとものすごい危険だったり、と落とし穴がいっぱい。(例:Palo AltoのCrescent Parkは、数億円、時には10億円超の家が建ち並ぶ高級住宅地ですが、高速道路一本隔てたEast Palo Altoは、一時は人口当たり殺人率が全米最大だった町。)

しかも、外国から来た人には、ぱっと見どこが危険か全く分からないわけで。私も、最初は高級住宅地も危険な住宅地もほとんど区別がつきませんでした。

危険なところをどうやって見分けるか

これ、けっこうクリティカルです。男子一人だったら少々危険な思いにチャレンジして武勇談を教えてほしいですが、女子1人、または家族同行の場合は、よーーくチェックしましょう。

  • 手入れが行き届いていない家がぱっと見て2軒以上ある

ペンキが剥げている、雨樋やら階段やらが少々壊れていたりする、というようなこと。アメリカでは家は将来誰かに売る財産ゆえ、普通はみなきちんと手入れするものなので。

  • 庭が荒れている家が複数ある

家より先に荒れ出すのが庭。草ぼうぼうだったり、黄色く枯れた草木が放置されている家が複数あったら黄信号。

ちなみに、そういう状態をblightといいます。ほとんどの市に「blight禁止」という条例があり、あまりにひどいとそれだけで市役所から人が来ます。(参考:Companies Foreclosure; Blight Follows

  • ボロボロな車が複数停まっている

塗装に輝きが無い、大きなへこみが修理されていない、などなど。動かなそうな車が複数放置されていたらかなりヤバい感じ。

 

(ただし、上記3点いずれも、「割合良い住宅地であるにもかかわらず高齢者が住んでいるため手入れが行き届かない」というケースもあるので、1カ所だけだったら見逃してOK。)

 

  • 周囲にアパートが多い

大開発してプールやジムのアメニティ付き、というのだったらよいのですが、経営者が違いそうなアパートがびっしり立ち並んでいる、といったようなところは要注意。

  • 人が表にタムロしている

これは、もう、その通りを車で通るのすら怖いレベル。ベイエリアにはそうそうありませんが。基本車で移動の社会なので、そもそも人間を見かけないのが普通。

公共交通機関が発達しているところでは、駅までを歩いたり自転車に乗ったりする人もいますが、そういう人も「タムロ」はしないので。

  • 半径1マイル以内に性犯罪者がたくさんいる

Megan's Lawというビッグブラザーな法律があり、性犯罪者は登録制で、生涯にわたり住処と名前、罪状概要が公表される。それを見られるサイトがこちら。日本語もあります。

ただし、全員が凶悪犯ではなく、つきあった相手が未成年だった、そして相手の親に訴えられた、みたいなケースも。

性犯罪者が全然いないところ、となると、かなり高級住宅地になってしまうので、半径1マイルで片手で数えられるくらいだったらOK、両手くらいまで許容範囲かなと。

 

なお、ご参考まで、公立学校の学力スコアはこちら。いい学校の学区には安全な住宅があります。

 

それから、もう一つ留意点としては、カリフォルニアはちゃちな作りの集合住宅が多いです。子どもを持つ家族が住むことを考えた防音がされていないところが多いのでお気をつけ下さい。基本的には、普通のアメリカ人は、子どもが出来たら一軒家に住むもの。貸家もたくさんあります。

 

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移り住んだらすぐ英語で話せるといいですね↓

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カリフォルニアの危険な住宅地の見分け方」への6件のフィードバック

  1. 10数年前、私がPalo Altoから引っ越す頃、「East Palo Altoを、例えば学校の先生みたいな、収入は少ないけど、真面目な人が住めるような街にしよう。」という号令がかかっていたことがあって、「アメリカの学校の先生って、そういう風に見られてるんだ。」と思った記憶があります。あと、あの頃よく耳にしたのは、例えばお掃除のオバサンをやってるような人は、East Palo Altoにすら住めなくて、湾向こうのFremontだか何だかに住んで、橋を渡って、Palo Altoに出勤してこなくてはいけないという話。その辺、また状況は変わったのでしょうか? 

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  2. >基本的には、普通のアメリカ人は、子どもが出来たら一軒家に住むもの。貸家もたくさんあります。
    イマドキは、住宅市場がvaluneableなので買い控える層がそれなりにいて、良い学区にある一軒家を借りるのは激戦たったりします。駐在や転勤などでcredit historyがない、奥さんがvisaの関係で働けない、自費留学中でコストを抑えたいなどの事情があれば、競争に勝てない可能性大。防音の質などの各自希望の条件を満たすなら、私はcondoでもまったく問題ないと思います。
    なんだかちょっと、コンドを借りている・借りている予定の方がいやな気持ちになる言い方かなー、思ったので。ちかさんだって、”普通の日本人は””普通の女は”って言われ方するの、いやですよね。
    こういう偏見が根強い層がそれなりにいることが、住宅バブルを下支えしているのではないかとも思いますが。。。

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  3. 「普通」は言い過ぎたかもしれませんが、「偏見」ではないです。そもそも、一軒家より高いアパートもあるので、別に「一軒家はアパートより高級」という前提自体私的にはないんですが。実際、アパート高かったから近くの安い一軒家借りたこともあるしw
    そういうニーズが少ないから(or少なかったから)、小さな子供ががんがん走り回っても大丈夫なつくりの集合住宅が少ない、というそういう需給関係の意味での「普通」です。
    最近建った高層のところは結構よいけど、特に1960−70年代くらいに建ったところは驚くほどひどい防音のところがたくさん。(というか、その頃建ったものは、一軒家も作りがちゃちなのが多いのは同じなんですが。それ以前に建ったところの方がずーっとよい。)
    私が昔住んでたとこ(StanfordわきのOak Creek)は、隣のユニットの人のいびきで夜目が覚め、下の階の人の留守電の録音が全部聞こえ、雨が降ればドラムの中に住んでいるかと思わんばかりの大騒音(最上階だったので。最初に雨が降ったときの驚きは忘れない・・)、というすごい防音でした。今のレントが2ベッドルームで4000ドル近いアパートで、です。ひえー
    日本から来た人は、さすがに4000ドルのアパートが「防音の質などの各自希望の条件」を満たさない可能性があるとは思いも寄らない(だからチェックすらしない)ことが多いので要注意・・・・という意味でした。

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  4. カリフォルニアの事は知りませんが、一般的に言うと質は60年代>70年代だと感じます。70年代の住宅の質が悪いのは、石油ショック、スタグフレーション、経済の生産性上昇率低下などの影響が大きいと思いますので。80、90、00年代と徐々に改善していき、リーマンショックでまた悪化という感じかと。
    北東部、中西部では防寒の問題があるので、古い住宅は一見お得に見えても、暖房効率や窓の少なさ(=古い住宅は断熱が悪いため、それを補うために窓が少ない)の面で二の足を踏んでしまいます。

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