7月にAppleがPlacebaseというオンラインマップの会社を買った、というニュースが数日前に話題に。なんで7月の話が今頃出たかというと、特に会社側からは発表がなく、7月にTwitterに「Appleに買収されたよ。秘密っぽいけど」と書いた人がいたのを覚えていたライターの人が、なにげなくPlacebaseのCEOのLinkedinを見たら、所属がAppleのGeo Teamになっていた、という地味な流れ。(元記事はこちら)
iPhoneのGoogle Mapの使われ方は激しいらしく、ほぼ全員がつかっているといっても間違いでないらしいが、それに対抗してAppleが自社マップアプリを出してくるのでは、と思われている。
で、ふと、「Appleの買収話って滅多に聞かないな」と思い、Wikipediaのリストで調べてみました。以下、2005年以降の買収件数。(WikipediaでList of acquisitions by 会社名、とサーチすると出てきます)
Microsoft 60社
Cisco 41社
Oracle 34社
Google 34社
Yahoo 29社
Apple 4社(Placebaseも入れて)
全部の買収が発表される訳ではないが、それにしても、すごい差ですな。我が道を行くApple。景気は絶好調の模様で、先週本社にランチに行ったら来客用駐車場がいっぱいで、遠くまで行かないとならなかった。これまで数年、いつランチに行ってもこんなことはありませんでした。はい。
しかし、App Storeはディベロッパーには使いづらいと不評。一世を風靡した後、より開発者にopenなプラットフォームに負ける、という90年代の失敗を繰り返す可能性があるのが今のAppleのリスクですね。
どうも事実誤認があるようですが、iPhone のマップアプリは Apple純正です。バックエンドに Google Maps を使ってるだけです。なので、将来バックエンドが Google Maps から Placebase に置換えられるかもしてないという話では?
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正確に言えばおっしゃる通りです。
とはいえ、置き換えるのは大変なので(他のアプリのいろんなのがGoogle Mapsにリンクしちゃってるので)Google Maps(ベース)はそれはそれでのこるのでは、と言われてますがどうでしょうね。
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3年もすればアンドロイド搭載端末の方が多くなるという予測もあるようですが、Appleには必要以上の市場に媚びることなく、我が道を行って欲しいですね(開発者にとって使いづらいのはいただけないが)。iPod の大ヒットでアップル観を修正しなければならないのかもしれませんが、いつまでもニッチで輝いていて欲しい企業です。大衆に媚びたり、妥協だらけってのは、アップルらしくない・・・。ところで、アップルの Canteen は美味しいですか?(ベタな質問ですみません)
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アップルは機器で儲けているわけではないので不景気のシリコンバレーでも一人勝ちで調子がいいわけです。アップルストアというビジネス、そしてアプリからの収入を見込んでいるわけで。機器だけなら、R&Dやマーケティングを含めて見て、あの値段で売っても赤字でしょう。
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》とはいえ、置き換えるのは大変なので(他のアプリのいろんなのがGoogle Mapsにリンクしちゃってるので)Google Maps(ベース)はそれはそれでのこるのでは、と言われてますがどうでしょうね。
???
MapKit のことを言ってるのならそれは誤りです。アプリからは MapKit が Google Maps を使ってるかどうかなんて関係ありません。
ただ、いまマップアプリにリンクするための URL が Google Maps のものになっているのでこれは多少問題になるかもしれませんね。
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長年使っていたウィンドウズパソコンが最近死んだので、今は妻のマックを共用させてもらってるんですが、なんというか、色々と「さすがだなあ」と思いますね確かに。技術的な詳しいことはわかりませんが、なんとなく凄く安定してるというか、システムに安心感があるし。あと細部まで統一感ある演出が効いてるっていうか。まず初めて立ち上げた時の「ようこそマックへ」的演出は凄かったです。
でもなんか、なんか、なんか、これでいいのか俺?とか思っちゃったりもするんですよねー。「マックユーザーのイメージ」がなんかカッコつけてる感じで嫌みたいな(笑)
でもそれは「本当はカッコつけたいのになんか抑圧しちゃってる自分の本音」があるゆえに同族嫌悪的に嫌がってるだけなんじゃないかみたいな感じもして、次買う時にウィンドウズに戻るのかどうかはかなり悩ましい決断であります。「このまま次もマックでいいじゃないか」という悪魔のささやきが聞こえて来ているような。
しかしスティーブジョブズ氏の最近の写真が無茶苦茶やつれてたんでちょっと心配でした。アップルにとって「彼あっての」っていう要素はどれほどなんですかね。「宮崎駿氏がいなくなってからのスタジオジブリ」ほど?というのは大げさかもしれませんが、結構大きそうですよね。
確かチカさんが昔ちょっとアップルを会社の金で導入したら相当ダメダメだった・・・・という話をされてましたけど、その時期ってジョブズがいなかった時期だったような。まあ、いますぐ死んじゃうような年ではないと思いますけど、アップルの最大のリスクはそれかもと思ったりします。アップル的面白さを目指すのって、やっぱちゃんと独裁できる人間がいないとシッチャカメッチャカになってしまいがちだと思うんで。
ってどうでもいい長文コメントですいません。
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keizokuramotoさん、ジョッブスがやつれてたのは、肝臓を悪くしてたからのはず。6月に移植手術して、もう元気になり、アップルにも復活したって、言いますが。
私はパソコンはアップルから始めて、1990年代後半にウィンドウズに切り替えました。この前久しぶりに大学でアップル使ったら、デザインが本当にきれいだなと思いました。
というわけで、私はウィンドウズもアップルもどちらでもオーケーだし、コンピュータの世界では互換性が大事な価値であるのは知っているけど、一つの会社が市場を独占することは消費者にとっては良くないことだろうって思うので、適度に両者に頑張り続けて欲しいです。
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rakoさん、はじめまして。コメントしてくれてたのに長い間気づかなくてすいません。移植手術の件は聞いてましたけど、そういうのってスパッって治っちゃったりするんですかね?原始的なワタクシは、どうも心情的に「外科手術ってコワー」メンタリティが消えない人間なんで、復活は復活でも昔みたいに超人的なエネルギーは出せないんじゃないかと思ってます。写真ガリガリに痩せてたし。
でも、おっしゃる通り、片方だけになっちゃったらみんなにとって良くないわけで、ジョブズ先生にはまだまだ頑張って欲しいですよね。
ところで最近発表された新しいiMacは凄い魅力的な感じがしました。「7」に対抗する気まんまんというか。変なマウスとかもなんだか。値段もマシンパワーも広告も。まだまだ全然失速感はないなあと。このままマックユーザーになるのか俺?
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