インテルが大不況下おなじみの大規模投資を発表

インテルが、今後2年間で70億ドル(6千億円超)を投下して米国の工場をアップグレードする、と発表した。
Intel: See, We're Not Dead!

7000人の雇用が守られるそうだが、「またか」という感じでもある。というのも、シリコンバレーが死の淵からなんとか脱出しようとしていた2003年2月にも、インテルは20億ドルの設備投資を発表したのであった。2003年初頭がどういう雰囲気だったかは、当時の私のブログエントリー「シリコンバレーは復活するか」などご覧あれ。「もうシリコンバレーは終わり」という人がいっぱいいた時代であります。

半導体というのは需要のアップダウンが周期的に襲ってくるので、景気の悪いときにちゃんと設備投資しておくと、次に景気のいいときに一気に売上を伸ばせる。のではあるが、頭でわかっていても、実際に「この世の終わり」みたいな景気の時に多額の投資をするにはガッツがいることでしょう。

もしくは「年の功」。

「ワカモノよ、今はこの世の終わりみたいに感じるかもしれないが、景気の波は世の定め。こういうときこそガツンと行こう」

と言える海千山千、百戦錬磨のオヤジこそが正しいマネジメントなのでありましょう。

ま、とはいうものの、2002年以降インテルが米国内のR&Dと工場に投資してきた金額は500億ドル、ということで、平均して年間70億ドル。規模的には、今回の「2年間で70億ドル」というのもbusiness as usualなのでしょうが。

インテルが大不況下おなじみの大規模投資を発表」への3件のフィードバック

  1. 2002年以降、年平均70億ドルで、今回、2年で70億ドルならば、年平均35億ドルになります。ならば、投資額半減となりそうですが、プラスのイメージで発表しちゃうのが、インテルなんでしょうねぇ。でも、株価保持には、あまり、貢献していないようですね。
    日本では、パイオニアがテレビ事業全面撤退の記事などが出て、相変わらず、マイナスムードです。
    http://mainichi.jp/select/biz/news/20090213ddm008020053000c.html

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  2. > 「シリコンバレーは復活するか」
    たったの5年で激動のアップダウンですね。
    レイオフ=雇用の流動性で適材適所が自然淘汰されるという感じで、ポジティブに受け止めれば新陳代謝が活発ということですかね。
    > プロフェッショナルライフの最初の10年を日本の景気のdownhillの中で過ごした私
    自分は97年入社でしたが再びそこから日本はdownhill突入で、いつ抜け出すのか分からない印象なのですが…。
    > 半導体というのは需要のアップダウンが周期的に襲ってくるので
    小型で高性能で省電力なモバイル/ポータブルが開拓出来る市場が今後も明らかに期待大な気がします。
    精密さや省エネやダウンサイジングが得意とされる日本の製造業の強さと比べると、アメリカのIT関連の製造業はスケーラビリティを得意とする強さを持っている感じでしょうか?

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