Desire, Anxiety, and Loss: The Prints of Edvard Munchと題された、リトグラフなどの印刷モノのムンク展。先週末行ってきた。スタンフォード大学内のCantor Art Centerで6月までやってます。小さい展示室一つだけのこじんまりしたもんですが、中々よかった。有名な「叫び」も小さいリトグラフが一つあり。展示してあった中では、「Death in a Sick Room」が恐ろしくて好き。
Cantor Centerにはまた、ロダンの彫刻も室内外にたくさんある。フランス国外で最大のロダンのコレクションだそうだ。50点が展示してある。
「考える人」もあるぞよ。巨大な「The gate of
Hell」も。前に見に行ったときは、フーンとしか思わなかったが、今回はMunchの世界に浸ってアートな気持ちになってからロダンを見たせいか、圧倒
された。「考える人」は、胴体に比べて手や足がやたらと太いのだが、それを見た瞬間、自分の指がグローブみたいに太くなった錯覚に襲われた。
アートものって、時々こういうフィジカルな感触を感じることがある。絵を見た瞬間に突然眠くなったり。
話をMunchに戻すと、今週土曜にはEdvard Munch: Personality and Imageと題されたシンポジウムもあります。展示、シンポジウム共に無料。近くにお住まいの方は散歩がてら是非どうぞ。
アメリカの大学の近くに住むと、こういういいことがあるのでございます。はい。