Intelligent Design of Jenny Chow

先週末、San Joseに舞台劇、「Intelligent Design of Jenny Chow」を見に行ってきました。

「カリフォルニアに住む22歳の引きこもりオタク女子Jennifer。Jenniferは、子供の頃中国から養女としてもらわれてきた。育った家庭には、投資銀行executiveの育ての母と、星を見るのが好きな父親。才気溢れるのに社会に足を踏み出せないJenniferと、彼女を何とか更正させようとする母親との間には深い溝がある。そんな中Jenniferは、産みの母親を探すため、自分の代わりに中国に行く空飛ぶアンドロイドJennyを作る。」

というお話であります。

Jenniferはagoraphobia(日本語では広場恐怖と呼ぶようですな。ちょっと違うって気がしますが・・。要は、外の世界に満ち溢れる全てが恐ろしく、家から外に出られない恐怖症。)なので、ピザのデリバリーのお兄ちゃんと、両親以外との接触は全てメール、電話、IM経由。しかし、モルモン教の布教で中国にいる男を、メールとIMによる色仕掛けで手玉にとって産みの母親を探させたり。

脚本を作ったのは、シリコンバレー出身者。で、シリコンバレーのコンテンポラリーなイシューがてんこ盛りの劇なのでありました。(e.g. executiveな母親、引きこもりオタク、テクノロジー、中国からの養子・・・)

ちなみに、intelligent designは、最近話題の言葉。「生物の進化の道筋は、神様が最初に設計した」という概念。「進化」を否定することは諦め、その代わり、進化そのものが神様によって定められたとする考え方であります。これを、「自然淘汰」のダーウィン進化論と並び立つ「学説」として学校で教える、という暴挙があちこちで行われ、それが「公立学校で宗教の教義を教えてはならない」というルールに基づき禁止されたことで、カトリック教徒があちこちで怒り・・・・という話。

Survey of America2で書いたとおり、「聖母マリアの処女懐妊を信じる人が、進化論を信じる人の3倍いる」国ですから。

なお、Intelligent Design of Jenny Chowは来週一杯やってます。

Intelligent Design of Jenny Chow」への4件のフィードバック

  1. ヒノキオ、うーん、うーん、そっくりです!!そーいえば、Da Vinci Codeが盗作だと訴えられていた件は、Da Vinci Codeの作者が勝訴しましたが・・。

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  2. こういう「ネタかぶり」って結構起きます。こういう創作物って作者の心の中に種が芽生えてからモノが出来るまで何年もかかることも多いので、むしろ人の発想が社会の流れに規定されていることの現れと考えた方がいいと個人的には思います。

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  3. はじめまして。シアトルの友人が同じ芝居の劇評を書いていて興味を持ち、検索してここに来ました。
    凄い経歴とお仕事の方のブログで、私など、場違いですが、東アジアから米国へ渡る養子の子供達や赤ちゃんの数は非常に多く、彼ら彼女らが成長してから、様々な問題が起きています。
    いままでの「アジア系移民社会」とは隔絶したところで、新たな人種問題やアイデンティティー問題が現れてきています。
    そういう事に興味があり、渡辺様の紹介は非常に参考になりました。

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