すいませんが、書く時間がないので、「囚人のジレンマ話」はもう一回待って下さい。
というわけで、昨日ラジオや新聞で何度も聞いた・見た、「アメリカを代表するバイオ研究者がスタンフォードを蹴ってシンガポールへ」というニュース。カリフォルニアでは昨年30億ドルをStem Cell研究に投下することが決まったのですが、中絶反対グループなどから大きな反抗があり、各種の訴訟を起こされて研究費は出せない状況。そこで、スタンフォードが招聘しようとしていたトップ研究者2人が
「それならもういい」
ということで、研究予算あり、胎児幹細胞を使う研究が大手を振ってできるシンガポールに行ってしまったというわけ。他にも、「予算がきちんと付くならスタンフォードに行ってもいいけど」と様子見の研究者もいるようで、このままなかなか研究費が付かなければ、するすると他の国に出て行ってしまう研究者が増えることでありましょう。
話は飛んでAmazonのMechanical Turkでは、人海戦術で作業した方が効率がよさそうな処理を、インターネットを介して人間にやってもらう、「仕事と、仕事人の出会い」を可能にした。
写真を選んで1枚3円報酬、とか。さくさく作業して1時間で300枚こなせば時給900円だ。悪くないんでない?私がマクドナルドで最初に働いたときの時給470円よりずっといい。っていうか、たとえ、時給50円でも喜んでやる人たちは世界にはたくさんいると思う。
こうして、安い仕事が世界にどっと出て行く一方、ハイエンドの研究者は研究環境を求めて世界に出て行ってしまう、というグローバル流動性の時代なんですな。「敵は本能寺」ではなく、「敵はワットポー」とか、「敵はタージマハール」とか。ハイエンドの人材でも、ローエンドの人材でも、世界中から調達して競合優位性を高めるのが今後ますます大事なのでありましょう。
「google=自民党」「はてな=小泉」「ブロガ=フリータ」
とは言わないけれども、本当グーグルマンセー、はてなマンセーなブロガーって馬鹿だなあと思う。グーグルが凄くって、アマゾンが凄くって君たち幸せになるんだっけ?という。で、そういう奴に限って「自民党に投票するフリータは自分で自分の首を絞めて馬鹿だ」とか言って……
いいねいいね
http://www.imcb.a-star.edu.sg/news_and_events/news_room/6000000358_article.html
バイオ研究者に関するシンガポールIMCBによる歓迎記事です。スーパースター扱いですね。
いいねいいね
題名はトマス・フリードマンの最新作を意識されてのものでしょか??
いいねいいね
snowbees-san,
すごいですね。
Truck Driving Jobs-san、
いえ、あなたがスパムだということはわかっているんですが、長距離トラックウンちゃんの仕事斡旋サイトというあまりに渋いものなので消さないことにします。。。コメントも本当に手書きしたみたいだし。
ゾフィ-san
あー、あれでしたか。「どこかで見聞きした言葉だなぁ」と思いつつタイトルにしたんですが。読んでませんけど。
いいねいいね