宇宙室伏化計画

シリコンバレーはMountain ViewにあるNPO、The Spaceward Foundationが主催する懸賞。その名も、Elevator2010。宇宙に行くエレベーターを作ろうという計画。そのための技術を募集する。

地上のアンカーと軌道を回る「重り」の間にナノテクのリボンを張って、それを伝って「エレベータ」を動かし、宇宙ステーションに人や物資を送ろう、というものだが、イメージ的には「ハンマー投げ」。室伏が地球、ハンマーが重り、その間のヒモにそってエレベータが動く、と思えばわかりやすいでしょうか。ただし「ヒモ」は62000マイル、約10万キロもあります。民間初の有人宇宙飛行をしたScaled社の到達距離がたった100キロだったことを思えば大したもんです。実現すれば、だけど。

われはと思わん方はElevator2010にご応募ください。

宇宙室伏化計画」への11件のフィードバック

  1. ↓のマンガ、けっこう好きです。絵は「サイコドクター」(モーニング)の人ですね。
    まっすぐ天へhttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4063520625/249-4639089-0865959

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  2. 宇宙行きエレベーター

    宇宙までエレベーターを繋ぐという、
    素敵すぎる計画があるらしい。
    今は実現するための技術に懸賞がかけられている段階だ。
    思い描いたのはでかい輪を作って、
    宇宙に上げる荷��…

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  3. 軌道エレベータ

    「On Off and Beyond」さんによると、シリコンバレーのNPOが軌道エレベータの建設に必要な技術を募集するという懸賞を主催しているそうです。
    宇宙開発好きとしては、ついにこの日が来てしまったかという感じですね。
    「On Off and Beyond」さんのエントリーでは、
    イメ…

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  4. 競技の性格上、いずれ室伏地球はひもを手放すと思うんですが、このハンマーはどこまで飛んでいくんでしょうか?

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  5. zoffy-san,
    おー、軌道エレベータ、既に日本では漫画になっているのですね。「漫画エンターテイメント」という日本の強みと、「SFテクノロジーを本気で開発する」というシリコンバレーの強みが、それぞれ発揮されていて興味深いです。
    な-san,
    わははは、いや、地球の引力がなくなる日には確かにどこかに飛んで行っちゃうんでしょうね。どこにいくのでしょうか。

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  6. ゆう-san,
    軌道エスカレータ、笑えます。手すりを拭くだけで三日かかるところがすごい。ものスゴーク速いんでしょうね。怖いなぁ。
    やっぱりBGMはLed Zeppelin?
    ♪it makes me wonder♪

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  7. 宇宙室伏と天動説

    旧聞ですが「小学生の4割が天動説を信じている」という記事がありましたね。まあ、そのこと自体については特に感想はないのでスルーしていましたが(設問も良くなかったようですし�…

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  8. はじめまして。「宇宙室伏」ってすごいフレーズですね(←区切るところがおかしいぞ)。
    宇宙室伏の記事(軌道エレベータとは関係ありません)を書いたのでトラックバックさせていただきました。

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  9. 軌道エレベータの仕組みについて検索していたら、絵付きの詳しい説明サイトを見つけました。
    ナノテクのリボンというのは、カーボンナノチューブの事ですね。
    http://www-nishio.ise.eng.osaka-u.ac.jp/~ueda/column/0001.html
    ニーブンやクラークの小説には、単分子チェーンでできたケーブルを使っていましたが、そういうのはまだ出来ないのですね。

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  10. okko-san,
    いやー、私も「宇宙室伏」って書きたかったんですよね。
    bobby-san,
    この挿絵、まさに「宇宙室伏」ですね。でも、私、「錘」はてっきり静止衛星軌道上にあるもんだと勘違いしていました。実は本当に宇宙室伏状態(ヒモを話せば飛んでいってしまう)なのですね。

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