九仭の功を一簣に欠く

Genesis Capsule Slams Into Utah Desert
Nasaの無人探査機Genesisは、過去3年間宇宙で太陽風の粒子を収集、ついに今日地球に戻ってきた。総予算2億6千4百万ドル。大事なデータがなくならないように、なんとハリウッドのスタントパイロット(複数)を雇って、ヘリコプターで地面に落下する前に収集する計画を立て、映画のスタントさながらの特訓が行われていた。「落下する物質をヘリコプターでピックアップする手法はこれまでに5万回も行われ、どれも成功している」とピックアップ受託会社は自信満々だったのだが・・・・・。

結果は冒頭の写真の通り、ユタの砂漠に墜落。ヘリコプター部隊は万を帰して待っていたが、パラシュートが開かず、ヘリコプターも手の施しようが無かったようだ。200キロ以上ある物体が時速300キロ超にて落ちたゆえ、思い切りめり込んでいます。

九仭の功を一簣に欠く(きゅうじんのこうをいっきにかく):【意味】「九仭」は「とても高い」こと(仭は中国の高さの単位)。九仭の山を築くためには、最後の一杯のもっこの土を欠いても完成しない。九割九分完成した大きな仕事が、最後のわずかな油断のためにすべてだいなしになること。仕事や勝負事で、最後の最後まで気を緩めるなという戒めに引用される。
話芸“きまり文句”辞典より

九仭の功を一簣に欠く」への6件のフィードバック

  1. 3年もの間、宇宙にさまよって、太陽風の粒子を収集なんて、
    ロマンチック! SF好きな私は回収に期待してたのに、
    めりこんでしまうとは。。(T_T
    万一、開かなくて激突しても中は壊れないカプセルは、
    まだ作れないのかなー。(ことわざ:勉強になりました^^)

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  2. 話芸“きまり文句”辞典編者の松井と申します。ご利用ありがとうございます。今後ともごひいきに。意味が間違っていたらツッコミ入れてください←頼りない編者より。

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  3. chiita-san,
    めり込みぶりがおかしくも哀しいですよね。一応データは回収できるかも、という望みはちょっとあるらしいです。
    matsui-san,
    実はもうちょっとで、「せんじんのこうをいっきにかく」と間違って書くところでした。一応googleしたら、
    九仭ということがわかり、セーフです。「せんじん」は「♪箱根の山は天下のケン・・・」と始まる歌の「千尋の谷」というところとごっちゃになってました。で、九仭でもう一回Googleしたら、松井さんの優れもの辞書を発見したので利用させていただきました。

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  4. chikaさま
    編者の頭の中でも(サックス先生に診てもらえたらと思いますが)、「獅子が我が子を千尋の谷底へ……」とか「千丈の堤も蟻の一穴から崩れる」とごっちゃになっており、そのうち耄碌すれば誤用するようになるはずです。その時のために予防策として辞書ブログを作りました。予防策になってないって。

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  5. 9/9(木) 【今日のnews】宇宙みやげ、捕獲失敗!

    ■空中で“フィッシング” 宇宙から帰還の探査機カプセル
    「太陽から宇宙空間にふき出す太陽風の粒子を収めた米航空宇宙局(NASA)の探査機ジェネシスのカプセルが8日、地球…

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  6. 私は68歳の主婦。「九仭の功を一簣に欠く」をやってしまった。
    あるイベントのプログラムを担当。表紙のレイアウトも裏の挨拶文も中味の先生方のプロフィールも写真もプログラムの順番も完璧に仕上がって誤字ひとつ無く素晴らしいとそのプログラムの出来具合をスタッフ一同太鼓判をおして褒めてくれた。・・・イベントも無事成功。ホッとしたのもつかの間、「開場」と書くべき所に「開演」と、「開演」と書くべき所に「開場」と書いてしまっていた。イベント開催前に見つけていたら書き直し、670部全部印刷し直したのに・・・・トホホ
    3か月の苦労(試行錯誤)が水の泡!

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