人生のPlan B

Technology ReviewのGoing with Plan B

Minerva BiotechnologiesのファウンダーでCEOのCynthia Bamdadはただいま51歳。36歳のときに、学歴無し、5児の母(さすがアメリカ人、子沢山)、アーティストだった彼女は突然離婚を余儀なくされ、養育費も慰謝料も何も無く放り出される。そこで「Plan B」ということで突如地元の大学に行き、そこからハーバードの大学院に進んでバイオのPh.Dを取り、学校での研究の中で生まれた発明をベンチャーにライセンス。そのベンチャー(と彼女の技術)はやがてMotorolaに買収される。そして現在、エンジェル投資家から350万ドル、政府の研究助成金を320万ドル集めて起業中。

ちなみに、離婚したとき、唯一手元に残ったのはフェラーリだったそうで、これを元手にその後の学費を捻出したそうだが、5人の子供&アーティスト&フェラーリという3つは全くしっくり来ない取り合わせ。一体全体それまでどんな生活をしていたのだろうか。

なお、Technology Reviewの記者に「いつかまたフェラーリに乗りたいですか」と聞かれたCEO氏は答えていわく
“Oh no, I’ve moved on from those days. And anyway, I drive a Porsche.”

人間、大胆に生きるというのはこういうことでしょうか。

人生のPlan B」への3件のフィードバック

  1. はじめまして加賀谷と申します。
    このエントリーいい話ですね。
    「爽快に生きねば」面白くない。
    朝から気持ちがさわやかになりました。
    特に最後の一文が心地よい。
    こういう言葉がサラっとでてくるあたり、世界には面白い人がたくさんいるなあ、とよい気分です。

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  2. はじめまして。
    こういった場所にコメントしてみるのは初めてです。
    30歳を目の前にして結婚しようとしてた人がいなくなり
    なにも見えなくなっていましたが
    たくさんたくさんあるWebページから今日ここを見つけました。
    思わず笑っちゃった。Plan-Bですか。
    いつか外国で仕事したいな。
    頑張ろうと思います。ありがとうです。

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  3. かがやsan
    私の知人の上司(日本人)なんかもすごい人でした。
    商社づとめをしていて、海外赴任を命じられたが、当時は単身赴任しか許されず、新婚の奥さんを連れて行ってはいけないといわれた(何十年も前の話です)。なので、いきなり会社を辞めてブラジルに奥さんと移民した。で、電機関係の会社を立ち上げて、某日本の大手電機メーカーの代理店などしており、そこからみこまれて、そのメーカーに招聘された、という人です。世界は広し、ですね。
    OkanoMegumi san
    今は大変だと思いますが、結婚は、うかつにすると人生のチャンスが細ります(特に女性は)ので、これを機会に。オンナの人は、オトコがいない間に思い切りステップアップする、というのがコツだと思います。
    でも、「30歳を目前」って、わ、ワカイー。若いです。まだまだ早乙女ですね。これからなんでもアリですね。cheers!

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