日本の「負け犬」と性格の悪い女

日本出張に行ってきました。当blogのオフ会もしました。参加頂いた皆さんありがとうございました。オフ会につきましては、お知らせエントリーのコメントやトラックバックでいろいろ書いていただきましたのでご興味のある方はそちらをご覧下さい。

ホンの数日という短期間だった去年9月の出張を除くと、ほぼ一年ぶりの日本・・・ということで、目に付いた変化や流行が結構ありまして、日本という国は刻々と変化してるんだなぁと。例えば、「30代以上・子無し・未婚」を「負け犬」と称する本がはやっている様子。一方、80年代後半バブル期にそこらじゅうにいた「性格の悪い(かつ派手目な)女」が姿を消した模様。

日本を離れて長い方のために説明しますと、「負け犬」は、「負け犬の遠吠え」という本で有名になったようですが、上述の3つ以外に実はいろいろ条件があって、忙しく仕事をしていて、ファッションセンスがよく、汚れるのも恐れずに白いジャケットを着るような女とのこと。(おー、いっぱいいるなぁ)

負け犬がいるということは勝ち犬もいるわけです。ここで「勝ち犬」とは、30代以上、子あり、既婚ということですが、実はさらに厳しい条件があり、それは「金持ち(それも2代以上続いてる)と結婚している」ということ。ダンナのお母さんからブラックパールのネックレスをもらうような人だそう。それって日本中に何人いるのかな?ブラックパールが数珠繋ぎになったネックレスって、ものすごい高いんですよね。とある人いわく、
「ティファニーで2000万円、ミキモトだったら400万円」
そういうのを義理のお母さんが買ってくれるような専業主婦は何人いるんでしょうか。日本中を金のわらじを履いて探しても数千人じゃないの、って感じ。うーん、、、、数百人かな?

というわけで、まぁ非常に限られた特殊ケースを比較してるわけです。といっても、多分「負け犬」の方が「勝ち犬」より圧倒的に多いと思いますが。数百人の「勝ち犬」と、数万人の「負け犬」という比較かな?

先週あたり、いろんな日本の雑誌が「負け犬」特集。「負け犬男」の遠吠え、てな内容の記事も盛りだくさん。。。。とはいうものの、単に書き手側のマスコミ系に「負け犬」的な人が多いんじゃないの、という気も。

そもそも、元本では「負け犬」「勝ち犬」という表現はしつつ、「勝ち犬女は鈍感」とか、既婚・子あり女性をこき下ろしてます。また、実は「負け犬」と称される未婚女性の方が「勝ち犬」と称される専業主婦よりハッピーだから、笑いながらこの本を読めるのかも。どうなんだろう。

で、「負け犬」話とは別に、日本でとある40代に差し掛かったばかりの男性と話してまして、「性格の悪い女」がいなくなった、という話題に。

最近の若い人は知らないかもしれないので、80年代後半ゾロゾロいた「性格悪い女」がどんな風だったかを説明しますと

1)派手・きれい目・若い
2)アッシー君、メッシー君と称し、運転手代わりの男、高いレストランに連れて行ってくれる男などを、用途別に使い分ける(麻布等でメッシー君に目が飛び出るようなディナーをおごらせた後、アッシー君を呼び寄せて、海辺の巨大ディスコまで運転させ、そこで「じゃぁありがとう」と帰らせたり。アッシー君は、ドイツ・イタリア・イギリス系スポーツカーなど、周りに一目置かれる車に乗っていなければNG)
3)レストランでは、高い料理をバカスカ頼むが、実際サーブされると「やっぱりイラナイ」とか言って殆ど残し、デザートしか食べなかったりする

って感じ。本当にいましたからね、当時。ザクザクと。

しかし、最近そういうのは絶滅した模様。少なくともバブル期に「性格悪い女」を実演してた年代(今30代から40代)にはそういう人はまず見かけません。

どこにいったんでしょうか。

うーん、と考えるに、そういう人たちは二つの進化を遂げたはず。
1)金持ち男を見つけて結婚、「勝ち犬」となり、性格の悪さは家族と限られた周囲のみにぶつけられている
2)丸くなって、さばさばして物分りがよい「負け犬」となった
私の周りのサンプルから考えると、多分殆どは1)。

まぁ、金持ちと結婚することが「勝ち」だとは全然思いませんが、(っていうか、ブラックパールのネックレスくれちゃう義理のお母様って大変そう。それより自分で稼ぐ方がいいですなぁ)今にして思うと、私が男だったら「バブル期の性格悪い女」はとっても魅力的。元々ニコニコ誰にでも人当たりのいい子が自分のことを好きになっても、ああそう、ってなもんだけど、手に負えないような行動様式の女にジッと見つめられたらクラッとくるに違いない。ヤバそうだけど。

***

ちなみに、30代以上・既婚・子なし・アクセク働く・義理の母親はブラックパールのネックレスを買ってくれない私は「勝ち犬」の定義にも「負け犬」の定義にも入らないんですが、なんなんですかね。「ウナギ犬」ってところでしょうか。天才バカボンに出てくる、上半身犬・下半身ウナギで、半分水没した水べりの細長い家に住んでる生き物ですね。わんわん。

日本の「負け犬」と性格の悪い女」への6件のフィードバック

  1. 「こんな本読むか!人のことを“勝ち”とか“負け”とかで、白黒つけないでよ」と思っても、なんとなく本を手にしてしまうのが「負け犬」な女のサガである。
     そして読むと「くそぉ!むかつくなぁ。ホットイテクレ!」と逆切れするが、それ自体もう「負け犬」。「あたしは違う土俵で生きてるんだもんねぇ。犬じゃぁなくて、鳥だもん」なーんて言い訳して開き直れば、開き直るほど「負け犬」。。。。
    確かに、それなりの仕事や収入があっても、離婚して一人になった時には痛烈に「負けた。。。」と思いましたね。悲しいかな。
    「うなぎ犬」かぁ。ははは。水に半分浸ってるところが気持ち良くない感じでイイ。あたしもなんか考えよ。
    「ニワたこ」はどうかな?頭はニワトリなんだけど足がタコ。
    こんなアホなこと考えるのも「負け犬」と称される所以か?

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  2. ローカルなアイドルになれる人で頂戴することに何のためらいもない人
    →「性悪・・・っ!」な人はたまーに見ます。男女のバランスが崩れている場で自然にわいてくる現象な気が・・・。
    結婚もせんでバリキャリ指向でどんどん消費するようにさんざん煽っておいて「ププッ負け犬~」って突き落とすなんて無責任もいいところじゃん。ぷんぷん。それとも世間様に煽られましたってトコがNGなんでしょうか。ハァ。

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  3. Chikaさんの最後のフレーズとうなぎ犬にはかなり笑いました・・・日本ではそんな本がはやってるんですか。負け犬、って何か、学生時代にファッション雑誌などに載っていた「名誉男性」系女性の定義を受けた人たちの末路のような印象ですね。私も30代・既婚・メチャメチャ仕事する(今はテンポラリーに学生ですが)・子なし・義理の母親はブラックパールのネックレスを買ってくれない(が巨大真珠の指輪ぐらいはくれた)ですので・・・(笑)私は、周囲を気にしないマイペースなスーパーキャットぐらいでいいです(って、ほとんどの人は知らないか・・・マニアですみません)。

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  4. Aki san
    どうどう:-)まだまだこれからっすよ。(ちなみに、遠吠え本によれば「・・・っすよ。」という言葉遣いは負け犬の条件だそうです)
    Matsu san
    えー、まだいますか性悪女。30代後半以降で性悪やってると、「悪女」というより「意地悪ばあさん」方向に進化しそうですが、「ローカルなアイドルになれる人」ってことは、中々魅力的なわけですね。いいねぇ・・・ってあまり個人的にはお近づきになりたくありませんが。
    Tigress san
    巨大真珠・・・いいじゃないですか、それ。「名誉勝ち犬」に認定しましょう!

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  5. 人生なんてめいめいが思うままに生きりゃいいのに、「勝ち」とか「負け」とか言い出すのは、実に人間的に薄っぺらで貧困だと思う。
    自分なりの目標や基準がなくて、ただただ他人の基準に依存しているんだね、そういう人達は。

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