アメリカ生活のインフラ

年末である。

2002年の税金の申告は2003年(つまり今年の)夏までかかってしまって深く反省。今年は1月になるや否や申告するべし、とせっせと数字を整理し、会計士に報告。
「これくらい年金積み立てをすると、税金はこれくらい、年金積み立てをこれくらい増やすと税金はこれくらい」
などなどと解説を受ける。
「どうせ税金に持っていかれるなら、限度額ぎりぎりまで積み立てる」
と伝えると、そのために必要ないくつかのポイントを指示される。

で、久しぶりに弁護士とも会って、会社の書類などチェックしてもらう。と、弁護士が
「ビジネス保険はどうしてる」
というので、
「じ、実は、ずっと延び延びになっていて、入ってない」
というと、
「これだから日本人は・・・・」
と頭を抱えられ、説教される。(彼は奥さんが日本人)いわく
「オフィスの掃除人が、足を滑らせて転んで骨を打って、訴えられたらどうするんだ」
いや、わかってるけど、めんどくさくてついつい、というと、保険ブローカーの電話番号を渡され、「帰ったらすぐ電話して即座に保険に入ること。」

保険の項目を見ると「売掛金未回収」てなものから、「消防車出動時の消防署サービスフィー」とか、「放火の際の犯人通報者懸賞金」なんていうものまであり
「そうか、いざというときにはいろいろ費用がかかるんだなぁ。」
と勉強になります。

後は、年金積み立てをどうするかをフィナンシャルアドバイザーに相談しないといかん。相談というより、面倒くさいから適当にやっといて、という感じなのだが。

というわけで、アメリカの生活では、様々なスペシャリストが登場、もちろんみんな有料なので、生活のインフラコストがかさむ。

まぁ、いろいろと見識があり、しかもマメな人は、ファイナンス関係は自分一人でもできるだろう。が、「弁護士」は1年に1回は話しておいた方がいい。隣の家との境界の木を剪定したくらいで訴えられる可能性のあるここアメリカでは、基本的自己防衛が必要。「家の保険を買う」というように、やるべきことが明らかだったら、その専門家に出向けばいいのだが、そもそも何をすべきかの指示をしてくれる人が弁護士、という感じかな。

前に海外で暮らす場合のトイレ逆座り的問題について書いたが、私のようなガイジンの場合、アメリカ人が当然と思って淡々と実行していることを、全く知らないでいる可能性もあるわけで、弁護士費用はそれを教えてもらう経費、と思うことにしている。

映画、Fifth Elementでも、しがないタクシーの運ちゃんのBruce Willisがソバ屋のオヤジとの雑談で
「うちのカミサンは、俺の弁護士と駆け落ちした」
とぼやいているシーンがあるが、それくらい弁護士は普遍的なわけで。

この間、「米国の研究機関からサンプルを盗んで日本に持ち込んだ」というスパイ容疑を受け、今日経バイオに手記を連載中の芹沢さんと、ばったり道で出会ったのでランチをご一緒した。最終的に芹沢さんご本人は罪は免れているが、その芹沢さんも、事件から学んだ最大の教訓は
「普段から弁護士に相談する」
ということだそうです。。。

アメリカ生活のインフラ」への1件のフィードバック

@たまひよ編集・ライター塾 への返信 コメントをキャンセル