今日はついにVerisignがNetwork Associates(じゃなくてNetwork Solutionsです。頭をかきつつ修正11/5/03)を売ることが発表された。CNETのVeriSign sells off domain registrarなど。
というのは置いておいて、能天気なアメリカ人の話はEconomistのInequality:Would you like your class war shaken or stirred, sir?へ。(よくわからないが多分有料)
本題はアメリカの金持ちはどんどん金持ちになって、貧乏人との格差が開いている、という話。タイトルはイギリス人らしい風刺のきいたもの。マティーニにかけて、Class War (階級格差戦争)がshaken=揺すぶられるのがよいか、stir=かき乱されるのがよいか、と聞いているわけだ。(もちろん、どっちも嫌なこと。)
いわく、1998年の調査では、年収ではトップ1%が全体の15%を占め、アセットではトップ1%が全体の38%を占有していると。
が、しかし、その内容はさておき、一番面白かったのは次の一文。
Interestingly, Americans are usually over-optimistic about their chances of promotion. An opinion poll a couple of years ago found that 19% of American taxpayers believed themselves to be in the top 1% of earners. A further 20% thought they would end up there within their lifetimes.
笑える。国民の19%が「自分は国でトップ1%の稼ぎ」と思ってるのだそうだ。さらに、その次の20%も「一生のうちいつかはトップ1%の稼ぎができる」と思っている。つまり、国民の2人に1人近くが「今既に、もしくはやがて、大金持ちになれる」と信じているのである。
記事にはグラフで、国で下から10%の人の稼ぎと、上から10%の人の稼ぎが出ている。それをみると、上から10%の人の一家あたりの年収は20万ドルちょっと。約2200万円くらい。ということは、上から20%だったらまぁ1500万と2000万の間であろう。もちろん、それだけの収入があれば、シリコンバレー以外の殆どのアメリカでは相当にリッチな暮らしができ、日本人の感覚ではお屋敷と呼んでもよい豪邸に住めるのは確かだ。しかし、それで「国でトップ1%」と思うとは、いくらなんでも能天気ではないか。
不幸に気づかないアメリカ人 幸せに気づかない日本人 という本を小林至さんという人が書いている。どうも彼はとてもアメリカが嫌いなようだが、それは置いておいて、このタイトルはパラドックスだなぁ、と思った。
「全てのクレタ人はうそつきだ」とクレタ人の哲学者、Epimenidesが言った。これが本当なら彼の言っていることは嘘で、だとすれば彼の言っていることは本当で、、、、という堂々巡りがパラドックス。
「不幸に気づかない」ということはすなわち幸せだ。「幸せに気づかない」ということは不幸である。ということは、「幸せなアメリカ人、不幸せな日本人」について書いてあるのかと思いきや、どうも中身はその逆のようだ。でも、ということは、不幸に気づかない人は実は不幸で、幸せに気づかない人は実は幸せ、ってこと?それは変だ。
幸せは遺伝形質である、という論文を以前精神医学系の雑誌でみたことがある。「その人に起こること」と、「その人がそれをどう感じるか」の間には、実は深い溝があるのは誰もが感じるところだろう。何があっても満足できない人と、何もないのに何だかいつも楽しそうな人と世の中には二つのタイプの人がいる。で、それは遺伝で決まっているのだ、と。不幸に気づかないような性格に生まれついたら幸せ、逆は不幸せということだ。
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ちなみに、日本でも紙ベースのEconomistを購読していたのだが、その頃Economistの日本オフィスで働くイギリス人の人と話していたら、彼いわく、日本の購読者は3000人しかいないとのことだった。本当だろうか。本当だろうなぁ。すごい雑誌なのに。「経済の神様が天国から降りてきて毎週一回出版する雑誌だ」と豪語する知人もいたが、それくらい異様に濃くて目からウロコの内容に満ちていて、しかも風刺が効いている。しかし、その異様な濃さゆえに、nativeのアメリカ人で、相当な速読ができる人でも、毎週毎週とても読みきれないと嘆いている。
ビジネススクール時代、Romerという将来のノーベル賞候補らしき経済学者の人が先生のマクロ経済を取ったのだが、その授業ではEconomistの購読が義務だった。(学生割引なるものがあった)が、よくRomerは「この記事はこう間違っている!」と指摘し、「Economistの間違いが指摘できるぐらいのレベルに早くなれ」と生徒に言っていたが、私にそういう日が来るのはいつのことやら・・・。
なお、Economistに比べるとBusiness Weekは随分軽量級(量ではなく、読み応えとして)。この間のエントリーで、Business Weekに載っていたMBAの平均年収の記事の話をしたが、この記事では、わざとMedianじゃなくてAverage(mean)を使って平均年収が高くなるように見せて、センショーナル度を増していた。相当確実にわざとだと思う。いくらなんでもこの手の平均でmedianを使うのは常識だ。
Economistだったら絶対こういう「お里が知れる」ことはしないだろうなぁ。
Economistですか……。
高いんで週一回、渋谷のBook1stで立ち読みしてるだけの者ですが、
今回のエントリーを見て学生割引の年間購読でもしてみようかと
思いました。
でも面白いのは leader 部分で、それも「きっとイギリス人は
こういう見方をするだろうなぁ」という予想どおりのことが
書いてあったりして、うーん、という感じなんですが、
こんな私でもいつかはこの雑誌のすごさが実感できるように
なるのだろうかと期待して買ってみようかと思います。
あと、日本に関する記事にはやはり微妙に日本を(風刺というよりも)
揶揄するようなニュアンスが感じられて、それを読むと
かなり対抗心が燃え上がるので心の燃料としてイイ感じです。
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Lost in Translationのフォローエントリー、実に楽しく読みました。さて、今回の最後の部分ですが、まことにおっしゃるとおりですね。マスメディアの大半は、meanとmedianの違いなどまったく意に介さずに報じているのではないでしょうか?
ちょうど、賃金の統計プロジェクトをやっていたので思ったのですが、分布が明らかにskewedの場合は、medianを取るほうが確実なのは当然ですよね。ただ統計学的にはともかく、個人的には、medianよりも、modeのほうが記事の意図にあった平均像が分かるような気がしますが。。。素人考えですみません。
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economistは日本を揶揄するのと同じ調子で、世界を揶揄してるように私は思いますが・・・。どうでしょうね。
賃金統計については、多分個々の対象によって最適な「平均」の出し方が違うんでしょうね…私だったらどっちが知りたいかなぁ、と考えるとやっぱりmedianなように思います。単にmodeは親しみがないからでしょうか。
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Network Solutionsですよね。
N.A.がいつの間にかVerisignに買われていたかと
一瞬おどろきました。
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Taki-sama, あーそうです。お恥ずかしい。。。。固有名詞に弱いもので・・・・(お気づきの方はお気づきだと思いますが、ドルの金額の数字を日本語にするときも結構間違ってて、そーっとあとで直したりしてます。$1billion=1000億円というのは直観的にわかるのですが、それが10億ドルなんだか100億ドルなんだかわからなくなるんですよね)
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The Economist誌
遅ればせながら、今年の目標です。とりあえず3つくらい。
1.股割りをできるようにする(そしてハイキックを蹴る)。
2.日本酒を覚える。
3.会話の幅を広げる。
さて、さっそくT…
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米の収入格差、戦争でさらに拡大
米の公正経済連合と政策研究協会の
「Executive Excess 2005」によると
http://www.faireconomy.org/press/2005/EE2005_pr.html
☆04年の米の平均年収
・CEOの平均 1,180万ドル (13億円)
・一�
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