映画のLost in Translationであるが、アメリカ人の間では「日本人に対する人種差別的」というコメントも結構あがっているようである。というのは、インターネットの映画フォーラムなどの話。あまりに変なオモロイことがあって、これはきっと差別的表現だ、ということらしい。しかし、私の思うところ、この映画は「本当に日本そのまま」。
日本は、日本を知らない人にとっては、まさかと思われるほど笑えることがたくさんある国ということか、と個人的にはそう思った。私のエントリーにコメントしてくださった東海岸在住のtigressさんもこの映画を見て「ホームシックになった」とおっしゃっているので、それはつまりそれくらい真に迫っているということでありましょうか。
あと、私が思ったのは、「この映画が表現している寂しさは、別に日本に異邦人としてやってきた外国人じゃなくて日本で生まれ育った日本人でも感じる寂しさじゃないのか」ということ。周りがみんな和気あいあいと同じことを楽しんでいるように見えるのに、自分は違う、という感じがするからか。このあたり、桐野夏生のグロテスクにも通ずるところがあるような気がする。
ちなみに、アメリカでの映画サイトとしてはこんなのが。
Rotten Tomatoes
スター的評論家から、無名の人まであまたの映画評論家の評論を一堂に集めている。で、評論に加えそれぞれが映画に点数をつけているのだが、その合計平均が60点を越えるとfreshトマト、それ以下だとrottenトマトのマークがつく。ちなみにLost in Tranlationは95点で堂々のfreshトマトさんである。
笑えるところではFour Word Film Review。4語以下の映画批評を広く募っている。殆ど流れ星のような、もしくはF1レースで目の前をレーシングカーが過ぎ去っていくような、そういう長さのレビューである。これだったら不特定多数の人に書き込んでもらっても、大したバイト数にならないという利点もありますね。