DRAMに関するInfinionとの特許係争で、Rambusが驚きの勝訴、裁判はlower courtに差し戻しになった。詳細はEE Timesの記事へ。
Rambusは自分たちが特許を申請した技術を、標準化団体のJEDECでそ知らぬ顔で標準として推薦、まんまと標準になったところで、後からその標準に従った他の企業にライセンス支払いを求めた。JEDECがきちんとしたルールを持っていなかったという難点こそあれ、これが許されてしまったら「何でもあり(can get away with murder)」ではないか。とはいうものの、まだ差し戻しになっただけで最終判決ではないし、Infinionのほかにアメリカの公正取引委員会、FTCの訴えによる裁判も別にあるのだが・・・。
それにしても、Rambusも勝訴には驚いたのではないだろうか?少なくとも市場が驚いたのは明らかで、判決が出てからマーケットがクローズするまでの間に、株価は57%アップした。
上記、もうちょっと正確に言うと、
「JEDECで認められそうになったところで、自分たちの特許をJEDECスタンダードに近づけるべくmodifyした」ようです。
いずれにしても、これが通るようになったら、もうハイテクの暗黒時代。最低限の仁義はあるだろう、と。
Microsoftにも同じような憤りを感じることが多いんですけどねぇ・・・。その話はまたいつか。
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