MBAは役に立つか?

今でこそ有名になったMBAだが、私が受ける頃は日本ではそんなに知られてなかった、、、ような気がする。

受験勉強をするとき、渋谷の本屋で
「MBAの参考書はどこにありますか?」
と聞いたところ
「スポーツはX階です。」といわれ「?」

NBAと間違えている、と気づき
「いえ、そうじゃなくて、ビジネススクールの…」
「専門学校でしたらX階です」
ということで全然拉致があかず、最終的に「TOEFLの参考書」と言って通じたことがあった。

アメリカではどうかというと、専門職(弁護士、会計士、エンジニアなど)以外のプロフェッショナルではMBAはもはや当たり前すぎて二束三文の観も強い。

とはいうものの。

今日のニュースで、数百万人のresumeを扱う求人サイトMonster.comのChairmanであるJeff Taylorが、自らのサイトでハーバードMBAを詐称していたことが発覚したとのこと。本当は「Certificate in Owner/President Management」を取っただけなのに、MBA取得と書いていたというもの。求人サイトのトップ自らresumeに嘘、ということで話題に。詳しくはこの記事へ・・・。

去年の10月には、ストーレッジ・ソフトウェアのVeritasのCFOが、スタンフォードMBAを詐称していたことが発覚、CFOは辞任し、同社の株は1日で15%下がった。

石を投げればスタンフォードMBAに当たるここシリコンバレーでは、私のスタンフォードMBAのクラスメートも2-3割は職探し中。仕事がある人も激しいIT不況下「人生つらいよ」状態の人が多い。みなでピザなど食べながらしみじみ「嘘をついてまで持ってるって言いたい資格だったんだねぇ」と、ちょっと心慰められてしまったのは、他人の不幸で幸せになる人間の性でしょうか。

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