新年とMITと戦争

左右対称の2002年が終わってしまった。次は2112年まで待たないとならない。

世の中はだんだんきな臭くなっている。それとももう既に第三次世界大戦が始まっていたりするんだろうか?多分、オーストリア皇太子が暗殺された時に「うむ、第一次世界大戦が始まったな」と思った人はいなかっただろう。そういう意味では、将来今を振り返って「9・11が第三次世界大戦の契機だった」なんてことになったりする可能性だってある。

きな臭いニュースも多いここアメリカだが、ちょっと小気味良いニュースがあった。

MITが政府の40万ドルの助成金付きプロジェクトを断った、というもの。「外国人の研究参加を制限すること」という条件付きなのを嫌ったためだ。NPRという、私の大好きなラジオ局で今日の朝流れていたが、MITのインタビューは爽快だった。「MITはアメリカ国家への貢献も忘れてはいないが、それ以上に世界の科学教育に貢献する使命がある」というのが一貫した主張。

下記のサイトで録音も聞けます。

MIT Rejects Federal Contract, Questions Research Rules

The Massachusetts Insitute of Technology turns down a $400,000 contract for a federal research study. The government ordered limits on participation by foreign students. The case highlights new restrictions on research since the Sept. 11 attacks. NPR’s Renee Montagne talks with MIT aeronautics professor Sheila Widnall.

そうそう、タイトルは、「セックスと嘘とビデオテープ」風にしてみました。この映画の監督の新作はGeorge Clooneyを主人公にしたSolaris。つい最近見たけど、なかなかよかった。(元はロシアの映画)古典的SFファン必見!

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