XM Radio

クリスマス休暇でTahoeにスキーに行ってきた。
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Nevada側から見たLake Tahoe。

私の住むLos Altosからは結構遠い。車で片道4-5時間はかかる。渋滞していたらもっとだ。で、その間ほとんどの場所で地上波ラジオが入らなくなる。

そこで活躍するのが、最近買った衛星放送ラジオ。音質はCDよりちょっと劣るくらいで約100チャンネル。衛星ラジオは最近誕生したビジネスで、XM RadioとSiriusの二社があるのだが、どうも二つともが生き残る確率は低い。買ってすぐ会社がつぶれたら受信機の費用約300ドルが無駄になる可能性がある。(XMとSiriusは受信チップが違うのでcompatibilityはない。切り替え可能なよう、両方のチップを搭載した受信ユニットもあるらしいが)後発のSiriusが不利との噂はずっとあったが、最近XMの優勢が確立したと判断してXMを買った。アメリカという国では、既存ユーザーが何十万人いてもある日突然「サービス終了」ということで、受信機がただの箱になっちゃうこともある。(ちなみに、クリスマスのちょっと前に「XMが4.5億ドルのファイナンス(増資+借り入れ)を確保した、とのニュース。これで当面は安心だ。)
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これが受信機。アダプタを買えば家のステレオにも接続可能。

Siriusが不利な理由の一つはチップの開発が遅れたこと。衛星自体は、XM用よりSirius用が1年も早く打ちあがったのだが。XMの衛星は赤道上軌道にあるため、受信場所からの相対的な位置がシンプルで、チップ設計が簡単だった、との評判。一方Siriusの衛星は緯度の高いところにあるため、受信機から見た衛星の相対的な位置は8の字を描く。噂ではそのためにチップの設計が難航し、しかも最終的に出てきたチップ・サイズが大きくXMのような小さな受信機がつくれない、という致命的欠陥あり。その代わり、Siriusの衛星は北米大陸の受信者から見て高いところにあるので、受信感度がいい(はず)。

確かにXMは北斜面に入ると全く受信しなくなることがあった。

うちのダンナは昔衛星の設計エンジニアだったのだが、いわく「赤道上の衛星なんてつまらない。やっぱり8の字じゃないと、設計のしがいがない」。うーん、、、、Siriusはこういう設計者の好みで重要なビジネスの決断を狂わせたのかも。少々受信が悪くても、早くサービスを始めてたくさんのユーザーを獲得した方に加入者は流れる。

ちなみに、XMラジオを使ってみて、意外にも大きな満足感を感じたのは、アーティスト名と曲名がわかること。(写真の黒いスクリーンのところに表示される)うまくいえないのだが、これだけで音の楽しみが倍増する感じ。

それから、40年代から90年代まで、各年代の曲のみを流すチャンネルと、今のヒットを流すチャンネルがあるのだが、80年代と今ってあんまり変わってないような気がしたのも発見。特に「シンセサイザーを多用してない」「メロディアスな弦楽器(ギター・ベースとか)のソロが入ってない」という二つの条件を満たすものは、最近の曲といっても通じそう。一方で60年代の音楽は全然違う。私が80年代の曲を聴いて育ったからそう思うのか?最近の子供が80年の曲を聴くと、私が10代の頃60年代の曲を聴いたときのようなレトロな感じがするのかな?

60年代から現在までのチャンネルを行ったり来たりして比べながら、ふと80年代当時でも、Beatlesの曲には全く古さを感じなったのを思い出した。というわけで、「Beatlesの前と後で音楽は全く違うものになって、それ以降はBeatlesほどのインパクトを持つアーティストは現れていないのではないか」と感じたTahoeへの道のりでした。

XM Radio」への2件のフィードバック

  1. 衛星デジタル・ラジオ放送は、米国が進んでますね。
    日本でも、モバイル放送株式会社が、2004年春の開始を目指して、準備を進めている様です。
    http://www.mbco.co.jp/index.html
    市街地やトンネルなど、電波が届きにくい場所にはギャップフィラーと呼ばれる地上の中継アンテナを設置して、できるだけまんべんなく電波が届く様に計画している様ですね。東芝、トヨタ、日本テレビなど日本の大企業株主軍団63社、資本金257億円、設立から6年目で事業開始….有料衛星放送がなかなかスムーズに立ち上がらない日本で、どこまで健闘するかは、コンテンツ次第かもしれないですね。
    でも、受信機は第二世代で PDA サイズになるみたいだし、Gadgeteer としてはとりあえず試してみることになるでせう。

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  2. I’m not sure what the hold-up is… maybe they have re-thought their stance on how this is going to actually make the company any money. Or perhaps their lawyers pointed out the liability of providing agents a platform to stick their feet in their mouth. Whatever it is, it’s hardly something I’d claim as being “Well done”.
    http://www.jebshouse.com

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