Linux PCをWal-martで買う

Technology Review9月号のAn Alternative to Windows

Walmart.comから、Linux OS搭載のPCを278ドルで買った体験談。1.6ギガヘルツのプロセッサに40ギガのHD、128メガのRAM、 CD-ROMドライブつき。MP3 プレーヤなど、おまけソフトもついている。OSはLinspire 4.5。「Linspire?」と思う人もいるかも知れないが、Lindowsという名前だった会社です。 MP3.comのファウンダーの Michael Robertsonが、MP3.comをVivendiに 3億5千万ドルで売却した後設立、直後にMicrosoftに「名前が似すぎ」と訴えられ、結局Microsoftが2000万ドルLindowsに支払う代わりに、LindowsがLinspireに改名したのが今年の7月のこと。

Linspireは、画面イメージにあるとおりWindowsそっくり。これなら気軽にWindowsから乗り換えられそうな気もする。記事では、使い勝手として「快適。Windowsにはない便利な機能もある」というのが結論となっている。

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オリンピックの裏技

ちょっと前の記事ですが「オリンピックで、ギリシャのソフトボールチームはアメリカ人でした」という話。
Adoption in Games’ birthplace

The U.S. softball team has 12 Californians on its 15-player roster. The Greek softball team has 11. The U.S. coach is Mike Candrea, from the University of Arizona. Greece’s coach is Linda Wells of Arizona State.

When Wells came out to argue a play at the plate, she had some momentary confusion.

“Where am I — in Phoenix?” she said.

ギリシャ側はコーチもアメリカ人。ギリシャはソフトボールをする習慣がないが、開催国として全競技出場可能なので、アメリカから選手を呼び寄せたんである。一応「本人・両親・祖父母の誰かがギリシャで生まれた」というのが条件。ギリシャ女子ソフトボールチームのうち3人は同じギリシャ生まれのおばあさんをルーツにしてたりする。

ちなみに、野球も同様にアメリカからかき集めてチームを作ったそうな。(ギリシャ系アメリカ人については、My Big Fat Greek Wedding参照あれ。)

ということは。日本も、
1)今から世界の主要なスポーツ国に日本人を移民させ
2)その子孫が増えたころに、再度夏季オリンピックのホスト国となり
3)移民の子供たちを呼び寄せてチーム結成
という運びで「世界最強チーム」を作ったりできるかも。日系ケニア人の長距離選手とか、日系中国人の卓球選手とか、全員日系ブラジル人のバレーボールチームとか。

(ちなみに、アメリカ人ギリシャチームは、練習時間もなく結果は芳しくは無かったようですが、そこは日本人の緻密な計画力でクリアできるんでは、と。)

アトキンズ・ダイエット

アメリカでは、Atkins Dietが大流行である。「炭水化物を取らなければ、どれだけ食べてもやせるし、しかも健康になる」という脅威のダイエット。左の写真のように、「低炭水化物」を謳うワインまででる始末。(ちなみに、糖分・アルコールはバリバリの炭水化物です。)

何が脅威かといって、気持ち悪い。朝ごはんに、卵三つのオムレツに山盛りベーコンとか食べたりする人もいる。炭水化物さえ取らなければ良いので、それ以外はたらふく食べるからだ。

このAtkins Diet、アメリカ国家を挙げての大事業と化している。San Jose Mercuryの記事によれば、
– 国民の21%がAtkins Diet中
– 2002年から2003年にかけてジャガイモ(炭水化物です)の売り上げが4.7%ダウン
– University of California のDon Bell教授いわく、“I’ve never seen a fad that came along as quite as fast as low-carb diets have,”

Atkins Dietは80年代から存在していたのだが、最近になって「アトキンズダイエットは本当にやせる」「しかも、コレステロールも下がる」という調査結果が医学関係の学会で発表されて、話題に。

ビジネスにも大いに影響しており、ジャガイモ農家の苦悩以外にもこんなことが起こっている。

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DVDのおまけ

DVDというのは素晴らしい映画メディアである、と思う。

何が素晴らしいって、「おまけ」が素晴らしい。音声の別トラックで監督とかシナリオライターが語りを入れているのとか、カットされたシーンとか、制作風景とか。

映画を作りたいと思っている人には、願っても無い教材であろう。映画監督やライターが自分の映画を最初から最後まで解説してくれるなんてなかなかない。

コメンタリーを聞くと、細かいところに気を配って作っているのがよくわかる。たとえば、Gosford Parkは常にカメラが動いていて一時も止まるときが無い。「印象に残る緊迫感がいつもあるなぁ」とは思ったが、それがカメラが動いているせいだとは、聞くまでわからなかった。

あと、映画といえば俳優と監督しか目立たないが、制作について語られる「おまけ」で、美術制作とかCGとかいろいろな人がいて、しかもとても面白そうな仕事をしていそうなのもわかる。映画そのものよりも、そういう裏方の作業に魅入られて
「アーこういう仕事がしたい!!」
と思う人もたくさんでてくるんじゃないか。

これまで「制作費100億円!」とか聞くと、「一体全体何にそんなにお金を使っているんだろうか」と思ったのだが、DVDの「おまけ」を見ると、「うーむ、確かにこんなにリサーチして、しかもいろいろ作りこんだら、それくらいかかるだろうなぁ」と納得。

こうして、DVDというメディアを通じて世界のトップのノウハウが世界に広がる。映画産業の将来のためにも非常によろしい。というか、ものすごい画期的なんではないかと思うんだが。

というわけで、私の好きな「おまけ」をいくつかご紹介。以前書いた私が何度もDVDで見た映画とだいぶ重なりますが。

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オリンピックメダル

Economistの8月12日号Athenian maths

Two economists, Andrew Bernard of the Tuck School of Business, and Meghan Busse of the Haas School of Business, accurately predicted the number of medals that American athletes would take home in the Sydney games four years ago (97), as well as the number of gold medals (39). For nine other countries, they were only one medal out.

二人のエコノミストが、シドニーオリンピックでアメリカのメダル数をぴったり当て、他の9カ国あわせてもメダル1つしかずれなかった、と。同じ二人のアテネオリンピックの予想はこちら

人口と一人当たりGDPが一番大きなファクター。単純だが、結局「才能は、母集団の数で勝負」加えて「金にあかせて練習する」というのが勝利の秘訣なのです。今回、確かロシアだったと思うのだが、今までに比べて水泳のメダルががくんと減り、解説者が「国にプールが少なくてなかなか練習できないらしいです」と言っていた。きびしー。

後のファクターとしては、前回のオリンピックでどれくらいメダルを取ったかの「carry over effect」と、開催国はメダルを取りやすいということで「開催国加点」がある。

これによると
アメリカ93
ロシア83
中国57
オーストラリア55
ドイツ54
というのがトップ5の予想で、日本はウクライナ、キューバよりも下で、メダル19個、うち金6個で15位となっていますが、大幅にはずれてますね。10位以内で大幅にはずれてるのは日本だけ。もう少し下に行くと、べラルースが、予測では35位圏内に入っていないのに、実際には昨日の時点でメダル11個で14位というのもありますが、ま、トップ5で番狂わせは日本だけだな。

何があったのか、日本?

とはいうものの、人口と一人当たりGDPだけだったら、5位につけるのはそれほど不思議ではないわけで、「本来は、これくらいできるはずなのに、今までが異常に悪かった」ということでしょうか。

Bushの英語

[インターネットで聞ける英語素材を利用したヒアリング練習サイトListen-ITを作りました。(2005年5月)]

ちょっと前ですが、Bushの究極的英語の間違い。
こちらにあるとおり

"Our enemies are innovative and resourceful, and so are we. They never stop thinking about new ways to harm our country and our people, and neither do we."
– George W. Bush, August 5th, 2004

「われわれの敵は革新的で機知に富んでいる。われわれだってそうだ。敵はわが国とわが国民に危害を及ぼす新たな方法を考えるのをやめはしない。われわれだってやめない。」ということで、え、あなた、アメリカ国とアメリカ国民に危害を与える方法を考え続けてるんですか、と話題に。まさに「あげ足を取る」ですが、芝居がかった調子で言われるとがっくりきますね。上記サイトにはQuicktimeもあって、映像つきで見ることもできます。

Bushの英語不自由ぶりは有名。英語を第二外国語として学ぶ人用サイトにまで、こんな風に間違い語録がまとめられてしまっています。「Is our children learning?」とか。これ以外にも、核兵器の核、Nuclear(ニュークリア)をニュークラーと発音するのも有名。左のように"Vote Bush for four more wars….this time it’s nucular"と書いてあるTシャツを売っているサイトまであります。お気の毒。

ま、一国のトップでもこんなもんですから、おおらかに行きましょう。

このつまらない仕事を辞めたら、僕の人生は変わるのだろうか?

Silicon Valleyで話題の本というエントリーで去年紹介したWhat Should I Do With My Lifeですが、日本語版が出た、とYucoさんからTrackbackをいただきました。

下記は、日本語版を読んだ方の感想blogエントリへのリンクです。ご興味のある方は参考にしてください。
diary.yuco.net
k-tanakaの映画的箱庭

功なり名を成した人が「わたしはこうしてキャリアを作った」というような、「おとぎばなし」ではなく、今まさに迷いつつあれこれ模索している30代前後の人の例がたくさん出てきます。邦題は「このつまらない仕事を辞めたら、僕の人生は変わるのだろうか?」というのですが、これはちょっと違うと思うなぁ・・・・。英語のオリジナルタイトルWhat should I do with my lifeは、「わたしの人生の意味って何なんだろう」という感じだと思うんですが。それとも日本ではやはり「このつまらない・・・・」みたいなくらーい感じのほうが受けるのでしょうか?

個人的には、ある日「もっとスキーがしたい」という理由で、いきなりダンナも説得して夫婦で仕事をやめて、林業農家のおじさんから農家の権利を買い取って林業屋さんになり、毎年何週間もスキーにいけるようにした、という女の子の話が一番印象に残ってます。

多分、50人のインタビューが詰まったこの本を読んで、しばらくたってもう一回思い出して、どの人の話が一番心に残っているかで、自分が本当はどんな仕事を求めているかがわかるのかも。ま、しかし、以前のエントリーにも書いたように、「本当の自分」なんてものは存在しなくて、何事もやって見なけりゃわからないものではあるのですが、とはいうものの、「立ち止まって一旦考える」きっかけとしては、「どの話が一番心に残ったか」は面白い自己分析になるかな、と。

よかったら読んでみた感想をコメントしてください。

日本語版:このつまらない仕事を辞めたら、僕の人生は変わるのだろうか?


英語版:What Should I Do With My Life

夢と錯乱2

book cover
先週末、近くの大学の医学部で先生をしている男性から、子供が生まれたというお知らせのメールが来ました。デジタル写真アルバムへのリンクつきだったので、クリックしたら、いきなり一枚目は「血みどろの胎盤の前にへその緒つきで横たわる血まみれの赤ちゃんの写真」でした。これだからお医者さんはあなどれません。これで、わたしの悪夢に出てくる映像レパートリーが一つ増えました。

というわけで、夢と錯乱の後編です。

Dreaming as Delirium: How the Brain Goes Out of Its Mindは、Harvard Medical School教授のAllan Hobsonが、夢がどういう脳のメカニズムで起こるかについての自説を展開した本です。

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