英語セミナー

7月から更新スピードが落ちていますが、8月は完璧に夏休みモードとします。夏休みモードとは、お気楽なエントリーand/orまばらな更新です。バックグランドも夏休み色に変えました。

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さて、昨日はJTPAで「英語セミナー」を開催した。講師は、14年間英語レッスン一筋、という先生で、1995年までベルリッツで教え、その後は個人教授で主に日本人を教え、500人の日本人の生徒を持ったという人。もとは、分子生物学と生化学の専攻だった、とのことで、英語へのアプローチも科学的でありました。

いわく

「English is complex and just like a maze. Because it is a maze, there is only one way out.」

ということで、英語ができるようになるには道は一つ、と。

じゃ、その道はなによ、ということになるが、いわく「英語を家にたとえると・・・」ということで:

発音=土台
ボキャブラリー=壁
文章=屋根
グラマー=天井
熟語=煙突
挨拶(How are youとか)=ドア
アクセント=煙突から出る煙

つまり、発音ができなければもうどうにもならない、ということ。発音できないと聞き取れない、と。聞き取れないと語彙も増えないし、表現も増えない、だから話せない、と。また発音が間違ってると、会話しても相手にもわかってもらえない。

まぁこれはその通りなんです。発音できても聞き取れないものはあれども、聞き取れるけど発音できない、ということはない。(「そんなことない」と思われる方がいるかもしれませんが、それは「聞き取れるような気がしてるだけ」で、本当に聞き取れていないと思います。残念ながら。)しかし、アクセント(日本人だったら、日本語なまり)があるのはぜんぜん問題ない、と。

(ちなみに、講師氏いわく「聞き手が混乱するほどの差は無いが、ちょっと癖があるのがアクセント問題、聞き手が混乱してしまうほど、あるべき音からかけ離れているのが発音問題」とのこと。)

一方、グラマーが「天井」なのは「無くても困らない」ということ。天井が無くたって家は家、同じくグラマーは飾りみたいなものだ、と。熟語にいたっては、学ぶ努力すら無駄、と。聞いている(もしくは読んでいる)うちに覚えるべきものであって、あえて学ぶものではない、と。

(これもその通り、と実感。熟語は、会話や文章の流れの中で初めて正しい使い方がわかるし、辞書には載っているけれど、日常生活ではまず使われないものもたくさんある。)

というわけで、セミナーでは、「文法では、文の構造だけわかればよい」という明快な教え。で、文の構造というのは、「主語S」「述語V」「目的語O」だけであって、あとは、そのおまけ。文章を見たら、SVO、つまりどれが主語で、どれが述語で、どれがその述語の目的語(もしくは目的語的部分)かを大づかみにできれば、それで全体の意味がわかる。「これが冠詞で、ここが修飾節で・・・」みたいなことをジクジクと分析するのは全く無意味、と。

文章の構造をバッとつかめるようになるには、それほど苦労無くして読める本をざっと読んで、その中の文章のSVOをあら掴みにしていく読み方がお勧め、とのことで、「それほど苦労無くして読める本」の定義は、最大でも一段落に知らない単語が3-4個程度しかないようなもの、(できれば1つくらい)とのこと。私の経験上、知らない単語がこれくらいだと、辞書なしで読み飛ばしていっても、意味がわからなくなることは無い。

ということで、セミナーでは、SVO文章読解の話をさらっと終えた後は、「母音の発音」に1時間以上が費やされた。私も以前のエントリーで書いたが、「母音の発音」は難しいのだ。で、セミナーでは、なぜ難しいのか、なぜ母音が鍵なのか、が説明された。

いわく、

■英語の母音の発音は16種類(数え方によっては18種類)
■これは、世界のほとんどの言語と比べて圧倒的に多い
■子音はスペルと発音が通常1対1対応だが、母音はアルファベット5文字とその組み合わせで16種類の発音があるという厄介なもの
■子音は口の形でしかなく実はほとんど無音。息を吐いて発声される母音と合わさることで初めて音となることがほとんど。相手に理解される英語を話すための発音の肝は母音

みなさん、いいですか、500人の日本人を教えたベルリッツの先生が言うんです。「母音の発音を極めろ」と。

また、読む・聞く・話す、は脳の異なる部分が使われるので、「読む」だけやっていては、いつまでたっても「聞く」「話す」はできるようにならない、ということを、脳の写真つきで説明。ま、これは今までのエントリーで私も申し上げたとおりです。

ちなみに、英語は必要語彙も圧倒的に多いとのことで、知的なアメリカ人の語彙数は10万語だそうです。ひー。毎日1語覚えたら300年かかります。中国3000年の歴史の10分の1です。毎日10語覚えても30年。絶対無理。「英語勉強は分野を絞って語彙を習得」と以前のエントリーでも書いたが、これが有効・・・というか、それしか道が無いことが、ここでも立証されました。はい。

■■当日推奨された本■■
The New Oxford Picture Dictionary「日本語訳ではなく、オリジナルの英語バージョンを買うように」とのこと。つまり、言葉の「日本語訳」を覚えるのではなく、そのものが持つニュアンスを絵を見ながら理解するために使って欲しいとのことです。

そういえば、体のパーツって以外に誤解して覚えてることあるんですよね。私は、なぜか、ankleを「かかと」と間違って覚えてしまって、いまだにどうも足首ととっさに思えません。それに、体パーツでは日本語にはない言葉も結構ありますね。small of the backなどそうでしょうか?背骨が腰にかかるあたりのくぼんでるところですね。なぜこんなところに名前がついているのか・・・足のballというのもありますね。Picture Dictionaryを見ると、結構愕然とする発見がある、とのこと。(私は持っていませんが。)

Why Our Children Can’t Read and What We Can Do About It: A Scientific Revolution in Reading講師氏いわく“most scientific writing to date”とのことですが、テクニカルすぎるので、学術的に英語勉強に興味のある人のみお読みくださいとのこと。英語を外国語として学ぶ人向けではなく、アメリカ人が英語を学ぶことについての本。

英語セミナー」への3件のフィードバック

  1. 母音の難しさは、最近ようやく分かってきました。英語は子音の強さとかinflectionとかが目立つので、そちらばかり気にしていたのですが。母音はちゃんと教わらないとだめですね。カテゴリの分け方が違うので、自分では判断出来ず、先生に聞いてもらってOKが出た時の口の形と響きを覚えてゆくしかないようです。
    最近は訳あってハワイのピジン英語を練習しています。こちらも大変です。

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  2. shiro-san,
    な、なぜにピジン英語!?日系3世のウクレレミュージシャンのフリをして、ツアーに出るとか??
    ちなみに、わたしのハワイ在住の親戚が二週間訪ねてきていましたが、しばらく話していると、ついつい最後に「やー?」とつけてしまう癖が移ります。語尾上がり目で。
    This is good, yeah?みたいな。ハワイの人は言いがちですよね、ヤー。

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  3. 英語を覚えるには発音が大事らしい。

    メモメモっと。 On Off and Beyond: 英語セミナー 英語を家に例えると 発音=土台 ボキャブラリー=壁 文章=屋根 グラマー=天井 熟語=煙突 挨拶(How are youとか)=ドア アクセント=煙突か…

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