今日は、去年からあれこれ画策していたベンチャーが、先月末ついに最初のfundingを受けられた知り合いとランチ。最初はagnelから$1M位raiseしたいと言っていたが、結局angelとして投資してくれる個人を見つけるのは困難と断念、増資額を上げてVCから投資を受けることにしたんだそうだ。angelからの投資の方がvaluationを高めにできるので最初のファンディングとしては好ましいのだが、誰も財布の紐を緩める人がいないなら仕方ない。とりあえずはめでたしである。
ランチの後、銀行でちょっとした事務処理を依頼する。「会社の当座口座のインターネット取引画面から、同じく会社の利子のつく方の口座(Savings Account)も同時に見えるようにしたい」というシンプルな依頼。しかし、数日前からあれこれトライ、2度の電話と3回の支店行きを経てやっと実現したので、シンプルなように見えて全然シンプルではなかったのである。
出だしからの顛末はこんな感じだ。
1)まず電話で依頼。「あなたの口座の場合、支店に行かないとだめ」とのこと
2)支店に行き、依頼するも「既に二つの口座はLinkされている」とすげなく
3)会社に戻ってオンラインバンキングにアクセスするがやっぱりsavings accountの方は見えない
4)再度支店へ。savings accountが見えないことの証明に、オンラインバンキングの画面をプリントアウトして持参するが、それを見せても「でもlinkされている」とすげなく
5)会社にまたまた戻って銀行のカスタマーサポートに電話。私がして欲しいことを実現するには、支店の行員がどのフォームで何を社内申請すべきかを聞き、メモにとる
6)メモを握り締め支店へ。行員は私のメモを怪訝そうに見ながら「こんなの知らないよ」とでも言いたげなため息をつきながら、銀行のイントラネットを探しまくり、やっと必要なフォームを見つけ、プリントアウト、数箇所サインして終わり。
わたしわもう、あ”-とさけんでしまいましたぁ。。。とコギャルしてしまいたくなるような脱力なできごと。どうして私が行員教育をせなあかんのだ。しかし、アメリカ暮らしってこういうことがわんさかあるので、いちいち怒っていては疲れるだけ。。。。ちなみに、上記5で電話に出てくれたカスタマーサポートの人は知識豊富かつ親切で「ごめんなさいねー」と謝ってくれた。きっとインドかどこか、アメリカ以外のコールセンターに違いない。じゃなきゃ、こんなにまともな対応が返ってくるはずがない、と勘繰ってしまう。
ちなみに、ここで行った支店は以前書いたスバラシイ行員Michaelがいる支店ではなかった。会社から徒歩1分のところにあった銀行が私の銀行に買収されたので、最近登場した支店である。その著しい近さから、ついくらくらと海のものとも山のものとも知れない支店に行ったのが間違いの元。「アメリカでは一度捕まえた使えるプロフェッショナルを手放してはいけない」というのが改めて感じ入った今日の教訓です。
しかし「あに点々」というのはどう発音するんであろうか。なんとなくドイツ語のRかCHみたいな感じかと想像するんですが・・・・。