San Jose Mercury Newsの”Diversity in the High-tech Workplace”によれば、Silicon Valleyの大企業トップ10社の社員の人種別内訳は:
1996年:White72%・Asian17%・Latino7%・Black4%
2000年:White67%・Asian21%・Latino7%・Black5%
ということで、アジア人だけが目立って伸びている。
一方で、男女比は
1996年:男65%・女35%
2000年:男68%・女32%
Diversity(多様性)を増すと言った場合、白人以外の人種と女性を増やすこと。大企業ともなれば、常にDiversityを増す方向にいろいろと努力しているものなので、女性が減ってしまったことは困った事態である。
女性が減ってしまったのは、雇用する会社にとってpolitically incorrectという困った事態であるのに加え、地域としては「男性がデート相手を探すのが大変」という困った事態となっている。
San Franciscoというローカル月刊誌があるのだが、その最新号は “Single in the City”という特集だった。その中で、San Francisco誌と、デート相手を探すためのmatch.comというサイトがタイアップして行ったアンケートによれば、Bay Areaのシングルは高望み、だそうだ。米国の他の30の都市と比較して:
– more match.com members want to date someone with an income of $100,000 or more
– More men prefer women with an athletic body type
とのこと。
ちなみに、match.comは最近躍進が著しい。無料か、無料同然の日本の「出会い系サイト」と違って、月会費25ドルにも関わらず。真剣に結婚相手を探す人も多数で、かなりシリアス。最近テレビで大々的に宣伝をしているが、いくつかのバージョンがあるものの、どれも「ごくごくまっとうなおしゃれなカップルが、その結婚相手と出会ったのはmatch.com」というもの。2002年の第一四半期だけで$25Mの収入があったとのことで、ビジネスとしても躍進中。昨年末には英国のデートサイト,Udate.com Inc.を買収した。
match.com以外にもいろんなサイトがあるが、多くが出会いのメインストリーム化しつつあるようだ。
これには一つ日本と違うバックグランドがある。もともと、新聞に”Personal Ad”として、相手を求める3行広告を出すということが広く行われていたのだ。今もまだ綿々と行われている。このあたりの無料ローカル新聞、Palo Alto Dailyにはシニア専門のpersonal adsの日まであるくらいだ。人種・年齢層・宗教・禁煙の有無・趣味などをコンパクトに書く必要があり、例えばDAPM looking for N/S christianとか。これは当方Divorced Asian professional male, non smokingのキリスト教徒求む、となる。San Francisco Chronicleともなると、gayの欄も充実している。男性同士の場合は「HIVのテスト結果陰性」と明記してあるのも多い。
もとい、こうしたpersonal adの延長として、より濃密なメッセージを出せて、かつメールで相手とのやりとりができるインターネット版がある。それでも長いこと「オンラインではコンピュータオタクとしか出会えない」という偏見(ちょっと事実)があったが、ここ1-2年出会いの王道への道を驀進中である。
通勤は車、仕事場は男ばかりということも多いSilicon Valleyでは男性にとって相手を探すのは大変。女性のほうも、理系・オタク系男性が苦手な人にとってはパートナー探しは砂浜で一粒の砂金を探すような苦難となることもある。というわけで、コンピューターレタラシーの高い人が多い当地では、インターネットの力でパートナーを探すのはかなり合理的な手段。
そこまでしたくないって?
San Francisco誌にはこんなアドバイスが。”If A’m So Wonderful, Why Am I Still Single?”を書いたBerkeleyのSusan Pageの言葉:” You have to kiss a lot of frogs before you meet the right person. People need to wake up and realize that if they really want to meet people, they’ve got to make the effort.”