HPのコンパック買収のproxy battleを追った本が二冊来月発売される。Fast Company senior editorのGeorge Andersが書いたPerfect EnoughとBusiness Week editorのPeter BurrowsによるBackfireだ。Amazonで予約しました。
Dean TakahashiとTherese Polettiの書評によれば、Perfect Enoughの一節に
「One former Hewlett-Packard worker marched back and forth, banging a giant drum in mourning for the end of the HP Way」
とある。proxy投票の会場の情景だ。HP Wayがなくなることを嘆く元従業員のビビッドな抵抗の様子がわかる。
HP Wayは従業員にとってはすばらしいだろう。しかし、彼らのノスタルジアはわかるものの、一般株主の厳しい評価にさらされる公開企業が「和気あいあい」とした会社であり続けることは不可能なのではないのだろうか。ある程度成熟したところから、市場の要求する成長率を保っていくには、相当のウルトラCが要求される。
もう一つの選択肢は、未公開のままの大企業であり続けるというもの。11億ドルの売り上げを持ちながらプライベートのままであり続けるソフトウェア企業SASの例もある。