GMATの文法

GMATというのはビジネススクールに行く際に受けさせられる共通テスト。長文読解、文法、論理的思考、計算、といった感じ、なのだが、結構大変。普通のアメリカ人が受けることを想定して作られているので。

さて、その中の一科目、文法で私が取った勉強方法です。

数年分の過去問を解いたところで、「うむ、これは!」と、腕を組んで考えた。

複数の文章の中から文法的に間違っているものを選ぶ、というのが普通なのだが、二つ間違っている文章が入っていることがままある。どういうこと?!と。

しかし、実は間違いに強弱関係があることを発見。

そもそも、頻出する間違い、というのが10個ぐらいある。例えば本当は
not only A but also Bが正しいのに、not only A but Bとか。
同じようにbetween A and B, among A, B, and Cなどなど。

で、同じ選択肢の中に、二つ間違いがある時は、そのどちらかが強い間違いとなる。
「えー、二つの間違いを同じ選択肢に含めるって、出題ミスじゃないの?」
と思いませんか。しかし、相手の出題ミスをなじるのが目的ではない。ではないので、分析して頻出する間違いを強い順に並べてみた。そうしたら、ほぼ例外なく「間違いの強弱関係」があり、きれいに整理できた。(つまり、間違いAは間違いBより必ず「より強く」間違っている)で、別の過去問でその通りに機械的に間違いをピックアップしてみた。

すると、あーら不思議、5-6割はこれだけで正解に至る。(残りはもうちょっと複雑ですが。)

頻出する問題とその強弱関係、Princeton Reviewあたりだったら教えてくれるかも。当時は、私が自分で作った「間違い強弱リスト」を他の人にあげたりしていたが、もう忘れてしまいました。

しかし、受検に関しては著しく凝り性な日本人のこと、こんなのはもう当たり前になっているのかもしれませんね。

では。

GMATの文法」への6件のフィードバック

  1. こんばんは。Shuheiです。
    Chikaさんの「間違い強弱リスト」ぜひお譲りいただきたいのですが、もうお手元にはないんでしょうねぇ。
    ぜひぜひCR,RCおよび算数とシリーズ化していただけるとありがたいです。
    恐れ多くもStanford GSBにアプライをするつもりです。もしよろしければ学校をリサーチするコツを教えていただけるとうれしいです。スタンフォード、シリコンバレー、ヤフーみたいな誰でも思いつくようなエッセイを書いていては一生合格しないんだろうなという気がしています。
    ところで、MBA受験の準備をするかたわらマーケティング戦略立案塾みたいなところに通っています。菅野さんという元大前カンパニーご出身の方と数江さんというグロービスのMBAシリーズの本を書いているような方がケーススタディ形式でマーケティングや戦略思考について教えてくれるのですが、なかなかためになっております。なんだか話があっちゃこっちゃに飛んで全然MECEになっていませんね。すみません。
    もしよろしければ、受験生活をBlogにつづっておりますので見に来ていただけるとうれしいです。中身が薄くて恥ずかしい限りですが。。。

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  2. こんにちは。文法と長文読解以外は、適当にやっちゃったので、何を勉強したか全然記憶にありませんです。Critical Reasoningは、私の普段の天邪鬼的思考がそのまま生かせて、ほーらやっぱりそう思うよね、と、問題用紙に向かって語りかけたくなるようで楽しかった記憶があります。
    Stanfordのアプリケーションのエッセーでは、ハイテクより
    –defiantであること:世間からの「役割期待」を乗り越えて、それを上回るゴール設定を自分に課すことができる
    –adversityに打ち勝てること:ほろっと泣けるような苦しいことを克服した具体的な経験がある・・underdogはgood!
    というところを、「自分」という物語の中できちっとアピールすることが大事かな、と思います?あと、ビジネススクールはどこでも、将来成功する人・リーダーになれる人を求めています。その資質があることを、きちんとファクトの裏づけをしつつ書く。
    例えばオトウサンが社長のお坊ちゃん(お嬢ちゃん)だったりしたら、それを最大限活用し、「父の辣腕ぶりに学んだ(だから私はビジネスリーダーの素養がある)」「将来実家をついでさらに大きくする(約束された社長)」
    とか言うのも効果アリです。要は持てる資産(家柄・性格・実績(趣味・仕事))を最大限に活用することだと思います。

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  3. あ、「学校をリサーチするコツ」ですが、「その学校に受かるためのコツをリサーチするコツ」ということでしたら、過去にその学校を受けて受かった人のエッセーをできるだけたくさん読むことです。できれば落ちた人のエッセーも。そして、受かった人のエッセーの成功要因を抽出すると、結構定型パターンが出てくると思います。

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  4. 待望のコメントありがとうございます。
    しかも超実践的。参考にさせていただきます。
    Defiantトフルの単語本では「抵抗」としか書かれており
    ませんが、こんな素敵な意味があるんですね。スタンフォ
    ードのエッセイQは自分の価値観・人生観そのものを問わ
    れていると思いますので、がっぷリよつで取り組みたいと
    思います。
    Under dogについては、丸紅の若手「謝り侍」No.1を自負
    しておるのですが、Chikaさんのおっしゃる主旨とちょっと
    違うかな~。それにしても、アメリカのベンチャー企業が
    作った機械壊れすぎです。
    リサーチについては、○○教授の△△という研究が自分の
    キャリアゴールを達成する上で不可欠であり、だから、
    ××ビジネススクールに行きたいんだ。みたいな流れで
    エッセイを書けたら力強いかなと思ったものの、「○○教授
    の△△という研究」の部分をどのように探し当てようか
    と考えあぐねていたところなので、つい助けを求めてしまい
    ました。かっこいいエッセイを書くこと以上に合格すること
    が大事であることは間違いないので、過去の成功事例・失敗
    事例をよく研究することにします。

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  5. 「○○教授の△△という研究が自分の
    キャリアゴールを達成する上で不可欠であり、だから、
    ××ビジネススクールに行きたいんだ。みたいな流れで
    エッセイを書けたら力強いかな」
    に関しましては、本当に心からそう思うんだったらいいんですが、とってつけたようだとイマイチかも。やっぱり心の底から思えることじゃないと、エッセーに迫力が出ないんじゃないでしょうか、
    という気が。
    underdogは、負け犬のままだとダメで、ある日逆転ホームランという爽快なストーリー展開になるとよいと思いますので、そういうストーリーを考えてみてくださいませ。

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  6. 雇用調整助成金

    雇用調整助成金とは景気の変動、産業構造の変化等に伴う経済上の理由により事業活動の縮小を余儀なくされ、休業等(休業及び教育訓練)又は出向を行った事業主に対し、休業手当相当額及び賃金負担額等の一部を助成するものです。
    この雇用調整助成金は失業予防を目的とした助成金です。…

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