Meta/Oculus Workroomsの使い方(実は非常に難しい)

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WorkroomsはOculus/Metaで入れるVR会議システムですが、1回はすんなりできたのですが2回目他の人とミーティングをしようとしたらかなり難しくて断念してしまいました。その後解決方法がわかったので、今後苦労する人のためにもお役に立つのではないかと思い以下メモ的にまとめておきたいと思います。

まず解決方法の前にWorkroomsのよいところについて。

Workroomsの良いところ

音がむちゃくちゃによい!遅延も少なく、VR空間でその人がいる場所から聞こえるので非常に臨場感がある。音が良いとオンライン会議の疲れ方も全然違う。多分普段は聞きづらい音を聞くために脳が頑張っている状態なのだと思う。

口がちゃんと発声に合わせて動く。といってもアニメ風なのだが、上野さんいわく、音声認識をして母音を拾いその母音に合わせた口の動きにしているのではないか、とのこと。手はヘッドセットの下側についているカメラで動きを拾い、かなり実際の動きに近い形でWorkrooms内でも動く。

コンピュータとの画面のシンクや、ホワイトボードを使えるというあたりもとても良くできていて

「未来のオンライン会議はこうなる」

という感じで体験してみる意義は大いにあると思います。The future is already here!

Workroomsが難しいところ

しかし「中に入ると素晴らしい」Workroomsなのだが、「入るまで」が難しいのである。

まずWorkrooms.comのサイトに行き、ここでアカウントを作ってWorkrooms Teamというものを作る。これがイメージ的には会社の部門で、特定の人たちがメンバーとして属し、その人たちが何度も反復的にミーティングをそのメンバーと行う感じ。個別のミーティングにメンバーではないゲストを呼ぶこともできるが、ゲストはVRは使えず、Zoomミーティング的にVR空間内の画面に2D動画として登場することになる。

もし一つしかWorkrooms Teamがなければその後も簡単に参加できる(と思う)のだが、難しいのが別の人たちとミーティングがしたいとき。その際は新しいTeamを作ることになる。

そして特に難しいのが、この新しいWorkrooms Teamのミーティングに招待されたとき。メールで招待が来てここからミーティングに参加というリンクがあるのだが、このリンクをクリックしてはいけない。なぜならそうするとZoomミーティング的に2Dでしか参加できなくなってしまう。(どんなトリック)(後日再トライしたところリンク先からVR参加するか通常の2Dビデオ会議的に参加するか選べるようになっていました。)

その代わりにWorkrooms.comで招待されたメールアドレスでログインする。同じメールアドレスで過去にWorkrooms.comにアカウントを持っていても何故かもう一回新規アカウントのようにメールアドレスに認証コードが来て入力して入り直す。そうすると新しいWorkrooms TeamへのリンクがWorkrooms.comの画面に出てくるのでそこからTeamページに行く。

さて、ここでもう一つ大きな関門がある。それはOculus側でWorkroomsに入り、一旦そこでsettingからlog outしておかないとならないということ。そうしないとヘッドセットが以前のWorkrooms Teamとリンクしたままになってしまい、新しいWorkrooms Teamには入れない。

一旦log outしてあると、もう一回OculusでWorkroomsを立ち上げたときにペアリング用のコードが表示される。これを新しく参加したいWorkrooms Teamの画面に入力する。

以上難しくないですか?私は難しかったです。さらにハードルを上げているのが「ミーティングは設定した時間以外はロックされていて入れない」ということ。「あらかじめ一旦入ってみてちゃんと使えるか確認しよう」というようなことはできない。ぶっつけ本番です。

・・・以上、Facebook/Metaの皆さんはWorkroomsを社内(それも特定部門内)でしか使ったことがない状態でローンチしてしまったのではないか、という気がするのでした。

もし何か間違っていることがあったらご指摘ください。

Meta/Oculus Workroomsの使い方(実は非常に難しい)」への2件のフィードバック

  1. 自分も電話会議が多いですが、アイパッドプロや専用のスピーカーを導入したら音質がうんと良くなりました。ワークルームスは更に良いのでしょうか。

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    • 音質もいいんですが、レイテンシーが低いんですよね。二人で同時に話してしまう現象が減って快適です。(Discordもその点はすごくいいですが)

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