ライドシェアとホテル・空港・都市計画

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3月の最終週にサンフランシスコ市内で行われたStrataというカンファレンスに行ったのだが、サンフランシスコに車で行く際に考えるのは駐車場。

Caltrainという鉄道もあるのだが、渋滞時を避ければ自動車の方が圧倒的に速い。しかしサンフランシスコはここ数年車上荒らしが激増したので長時間置いておく場所はまともなところにしたい。それには「(まともな)ホテルの駐車場」というのはかなりよろしいのだが、ホテルの駐車場に1日停めると60ドル以上する。

ところが、パーキングアプリを使えば、なんと15−20ドルくらいになるのである。私が使っているのはBestParkingというアプリで、元々は「周辺の駐車場の場所と値段がサーチできる」というサービスだったのだが、「割引値段で予約できる」というサービスが加わった。

BestParking

こんな感じで、住所と時間を指定すると周辺の駐車場とその値段が出てくる。ブルーのものはアプリから予約・支払いができるところ。そして、例えばこのカンファレンスがあったモスコーニ・ウェストのすぐ横にあるマリオットホテルの駐車場は18ドル。普通に停めると65ドルなので70%割引。駐車場を選択してアプリ内で支払いをし、駐車場に着いたらその画面を見せればOK。

BestParking以外に、Parking Pandaというのもある。

オーバーナイトでとめても同様の割引がある。割引率は曜日や混雑度によって違うが、半額くらいは楽勝だ。他のホテルでも似たような割引をしているところが多い。

なぜこんなことになっているかというと、UberやLyftのせいで、ホテルに車で来る人が著しく減ったから。しかしここは情報を調べる気合のある人間だけが得をする国、アメリカ。正価は下げずにアプリでだけひっそりと激安レートが提供されているのである。

また、空港の駐車場を利用する人も減っている。2016年に全米の空港が徴収した駐車場代はなんとトータル40億ドル(4500億円)もあり、加えてレンタカー屋からも18億ドルを受け取っている。しかしこれがどんどん減って空港は困っている。ライドシェア発祥の地、サンフランシスコ空港も当然ここ数年困っているようだ。

自動車の稼働率は一桁パーセントしかないらしいが、ライドシェアでその利用率があがると駐車場が今までほどいらなくなる。今まで駐車場だったところを何か他の用途に活用できるわけだ。

というわけで、自動車社会のアメリカではライドシェアの普及が都市計画にも影響を及ぼし始めているのであった。

+++

余談ながら、駐車場激安ディールのあるマリオットの上の方の階(確か36階)にThe View Loungeというバーがあるのだが、冒頭の写真のように夜景がとても綺麗。夕方4時からやっているのでモスコーニで行われるカンファレンスの後にお勧めします。

ライドシェアとホテル・空港・都市計画」への2件のフィードバック

  1. シリコンバレーで新しくできるアパートやオフィスビルはみんな立体駐車場ですが、いつか要らなくなる日を考えて他の用途に使えるようにしておくべきだと思います
    BestParking早速ダウンロードします。thank you

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  2. 私もヒルトンの駐車場にお安く停められたので「なんで?」と思っていました。疑問が解けてスッキリです。

    いいね

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