シリコンバレーの2ちゃん的事件(キチ一家、泥要素あり)

去年の年末のこと、まさに2ちゃんから抜け出て来たようなキチ一家がシリコンバレーに湧いた。泥要素も複合している。「キチ一家」とは2ちゃん用語で頭がおかしい家族のことで、「きちーけ」ではなく「きちいっか」と読む。「泥」はその通り泥棒。こちらのローカル新聞の報道を要約すると

50代のアルバニア人の夫婦と23歳の娘が、スタンフォードショッピングセンターにあるデパート、ノードストロムで万引き。盗んだ品物を持って店を出たところで警備の人に声をかけられた。父親は、万引きした男性服が詰まった袋を店内に投げつけ、母親とともに逃亡。娘だけはそこで捕まる。ここで警察が呼ばれ、近くで母親を発見、万引きされたコーチのバッグも回収。しばらくして公衆電話から警察に「妻と娘が失踪した」と連絡してきた父親も逮捕された。

なんかもうすごい大捕り物ですなぁ。しかし、この話のミソは、この3人の経歴にあった。

父:アルバニア社会党幹部として社会党党首に対し移民・福祉問題に関しアドバイス。アルバニアの大学の政治科学学科学長。ハーバード大学ケネディスクール卒

母:アルバニア社会党支部のスポークスウーマン

娘:スタンフォードに留学して修士習得中

(ちなみに、地元ローカル紙には全員の写真が入っていたが、娘さんは大変な美人であった。また、夫婦の党員資格について発表している社会党スポークスウーマンさんも、こちらのサイトに写真が載っているが恐ろしく美しい。アルバニア恐るべし。)

もちろん、その後アルバニアでは大問題となり、判決が出るまでの間党員資格や学位などいろいろなものが凍結状態になっているようだ。その後ニュースが無いのでまだ判決は出ないのでしょうか?

しかし事実は小説より奇なりですねぇ。

なお、この話でI’ll Take Itという小説を思い出しました。これは、イェール大学出の息子が、母親とオバと3人で万引きをしまくる旅に出る、という話。全員がユダヤ人で、ユダヤ人あるあるジョークにみちており、ユダヤ人の知り合いがいると多分すごい笑えるはず。私は読んだ当時あまりユダヤ人を知らなかったのでイマイチ笑えなくて残念。もう一回読んでみようかな。

シリコンバレーの2ちゃん的事件(キチ一家、泥要素あり)」への1件のフィードバック

  1. ・・・この父親、同級生です!(愕*100) 今も某SNSでは「つながって」います。
    若干愛想悪かったですけど、まぁ「東側」の「ノーメンクラトーラ」な人に愛想を期待するのがそもそも間違いなので(笑)、それはそれ、とつきあっていましたが、特段の奇行があったという記憶はないです。
    人間何がどこでどうなっちゃうか、わからないものですねぇ。。。

    いいね

コメントする