ムスビ猫、貴族になる

10日留守にして家に帰ってみたら、巨大猫ムスビが史上最高体重(7.55キロ)になっていた。ああああ・・・

2ヶ月前はちょっと病気をしていて、げっそり痩せていた(注:当社比)。癌ではないかと疑われたが、どうもIBDなるものらしい。inflammatory bowel disease、炎症性腸疾患。自己免疫系の病気で、要はアレルギーのひどいの、みたいな感じ。症状はいろいろあるようだが、ムスビの場合は2-3ヶ月に一度の、脱水症状になるくらい大量の嘔吐。実は猫は脱水症状に非常に弱いので、結構生死に関わる。

して、その対策として、ムスビの食事は「アレルギー猫用フード」になったのだが、この中身は・・・

deer rabbit

そう、鹿とウサギです。

どこの貴族様なのか。

まるでこういうところに住んでいる人の食事のようではないか。

Castle

ちなみに、「鹿肉」はvenisonという。venisonという鹿風な生き物がいるのかと思っていたのだが、調べたらそうじゃなくて、鹿が食肉になるとvenisonになる模様です。cow→beefなのと一緒。

理論的には、

「きっと食べ物アレルギーだろう」

「なんのアレルギーかわからないが、今まで食べたことのないものなら良いだろう」

「だったら鹿とかウサギで」

ということですな。「鴨」「羊」もあります。「つなぎ」にはこれまた、普通はキャットフードに使わない「緑豆」が使われております。はい。それぞれに、缶詰とドライフードあり。

いまのところ、ムスビ猫が若いころから引きずっていた「耳の中に黒いねちょねちょした垢が溜まる」というのが著しく軽減しており、いい感じです。(耳垢は、アレルギーのせいだ、というのは、年一度の猫健康診断でいつも言われていた。)

ご参考まで、ムスビが食べているのはこれとかこれ。ウェットもドライも結構おいしいらしい。

まずいと食べないし、おいしいと食べ過ぎるし、世にムス猫の悩みは尽きず。

<写真出典>

Deer
photo by key lime pie yumyum

Rabbit
photo by wolfpix

Castle photo by Roger Smith

ムスビ猫、貴族になる」への6件のフィードバック

  1. よくわかります。venison、私も、なんか角がいっぱいありそうな、鹿風だけど牛風でもあるなぞの野獣を想像していました。ユニコーンか・・・。

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  2. これもNorman conquestの影響ってやつですかね
    しかしなんでノルマンなのにフランス語なんだろ?

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  3. IBDですか?!それは可哀想に...しんどい病気ですよね(涙)。
    ちなみに、家の夫(米国人)の猫の一匹はかつては10キロちょいありました(汗)。猫に実際に会う前に夫(当時婚約者)に「太ってるからか、とても大きいからのか、それとも両方なのか」と聞いたら「大きくてちょっとだけ太ってる」と答えました。実際に見たとき「!!あり得ん!大きくてかなり太ってる」の間違いじゃ!と思いました。米国人なせいか(?)感覚違いすぎ!今は私がダイエットさせていて7.7キロまで落ちました〜。走ると純脂肪のお腹がかなーり左右に揺れてます。ってことで、ムスビちゃんはまだまだですよ(?)体調落ち着くと良いですね!

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  4. chikaです。
    >ノルマン
    →日本にも中国地方あるし・・・・。違う?w
    >大きくてかなり太ってる
    ムスは「小さくてすごく太っている」のでした。小柄なのです・・・。IBDの方は今のところunder controlです!

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