会議でわからないことがあったら、その場で必ず聞く。これは徹底して欲しいあるですよ。
複数で会議に出ていると、
「自分はわからなくても、周りの人はわかっているかも」
と流してしまうことも多いと思う。というか流すのが普通なんじゃないか。質問すると無知がばれる、ということもある。
しかしだ。
これがゆえに、
「結局誰一人何が語られたかわかっていない」
ということが多々発生するのを見て来た。わからないから、全然話が進展しない。何も起こらない。また、一人がわかっても、他の人は全然違う理解(というか不理解)なので、結局「うーん、よくわからないねぇ」みたいな「ぬるま湯的な感じ」で終わる。
こういう会議を
「仕事をしているフリの会議」
と呼ぶ。
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また、「わからないけど何となくスルー」というのを長年続けると、そもそも理解する力が低下するようだ。つまり、
「一期一会で、今会っている相手が今言っていることを理解しなければならない」
という緊迫した心構えがないので、即時理解力がどんどん下降線をたどって行くみたい。そしてある年齢(35歳くらい?)に達すると
「自分が既に知っていることしか理解できない」
という状態になる。こんなんだったら、会議するだけ無駄ではないでしょうか。
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英語で
the buck stops here
という表現がある。「責任を自分が一手に引き受け、他人に転嫁しない」てな感じの意味なのだが、会議に出る以上は、その会議で語られていることを全て理解するのが自分の責任だ、と思いましょう。
わからないことは、食らいついて何度でも聞く。
もちろん、こんなことをすれば「空気読めない」と言われるケースがたくさんあるだろう。だから
「会社で出世する」
のが目的だったらやめた方がいい。
「あなたの話はわかりません」
というのは、かわいげがない行為でもあるしね。
しかし、いつかは独立して一人でもその仕事で食べて行けるようになりたい、と思ったら、下っ端の頃から「わかりません発言」を心がけるべし。
外国との会議で言葉があやふや?通訳を雇いましょう。
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イメージトレーニングとしては、
「会議が終わったところで廊下に出ると死刑執行人が刀を持って待っている。会議の内容を理解していないと、そこで一刀両断で斬り殺される」
みたいなのがいいと思います。はい。
す、すみません(汗) 気をつけます!
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今朝まったく同じことを電話会議中におもいましたです。
日本人*2+わたしと、アメリカ人*2との英語会議、途中で日本人*2が「この人(わたし)が一生懸命聞いているみたいだからもう突っ込まなくていいかー」って流しモードになるのを感じ、あんたらが当事者でしょうが!!!と。
わたしの場合、社会人初期の頃、the buck stops hereとか責任感とかいうより「あとで上司に説明できなかったら超怒られる」という、死刑執行人here的危機感で必死で食い下がって、だんだん習い性になったんだと思います。
とはいえ、英語で8時間とかミーティングやってると朦朧としてきて、その場で理解しきろうという意欲が失われてしまい後で反省することも未だにあり、集中し続けるとか気力を保ちつづけるとか、それ無理ならそんなシチュエーションにならないようにアレンジするっていうのも能力のうちなのねーて最近思うですね。。。
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前職のコンサルティングの現場で、客先とのミーティングが2,3日続くことがありました。2h x 3本くらいだったでしょうか。当時、新人でもあったので、打ち合わせ内容がほぼ理解できませんでした。その場でわかって無いことは、結局議事録に起こしても分からないわけで、筋が通らない変な日本語を書く度に、上司に猛烈な赤ペンを入れられるという事を繰り返していました。千賀さんのエントリで、「このままでは納品出来ない議事録になってしまう、ヤバイ!」ってなってた当時の気持ちを思い出しました。
お客様の前ですし、その場で上司に聞いていいものか、うーん・・・、と当時はちょっと困ったんですが、結局は、上司がお客様に説明する中で、知識を身につけていき、それでも分からない事は「これってこういうことですか or ですよね?」とミーティング中に確認したり、「それはどういうことですか?」と問いかけたりして、知らない事を知らないって堂々と聞ける新人の強みを遺憾なく発揮してました。そうすると、結局お客様もわかっていないなんてことも多く、追加で質問するようになったので、結果オーライだったようです。
今となっては、誰に対しても「ここまではわかるけど、ここからわからん」ということは自然というので、うるさい、キツイと思われているのかもしれませんが、聞かないよりはずっと良いと勝手に思っております。
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イギリスで体験する様々なアクセントがありますが、その中でもScotishアクセントはイギリス人もビビるレベル。
そんな中、自分が個人的に仕事の際にキツイと感じているのは、シェフィールドにある協業先のプロデューサーがスーパー早口でまくしたてるイギリス北部のヨークシャーアクセントの英語!
最初は全くヒアリング出来ず(滝汗)
しかもbarがexceptと同じ意味で使われるなんて知らなかったし!
とりあえず、アクセントに慣れる為にロンドンを離れてシェフィールドで住み込みで協業するか、全部メールに落とし込んでコミュニケーションするか迷った挙句、メールをメインにしました(^ー^;
ただ、週一くらいの頻度で訪問はしていたので、徐々に彼らの北部アクセントのヒアリングに慣れて来ましたが、とある日、彼らと同じオフィスで働くネイティブの女性が例のプロデューサーと会話しているのに立ち会った際に、「もう少しゆっくりアクセント抜きで話して貰える?」と言っているのを聞いて、目から鱗状態に(笑)
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「そこで一刀両断で斬り殺される」・・・(笑)
私が入社したばかりの頃、お客さんとのミーティングでも「会議で質問するのは新人の仕事だ!議事録書くのに分からない内容があるならその場で絶対聞け、いいな」と「分かってなかったら殺すぞ」くらいの勢いで言われたことを懐かしく思い出しました。
今思うと、会社のエライ人でも実は分かってないことがたくさんあり、
新人だから仕方ないと、かわいげがあって聞けることもあり、それを期待されてたんだな、と。
もっとも、相手を怒らせないように聞くかわいげのある聞き方を学ばないといけないんですけど。
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同感、かつ耳が痛いです。
アメリカに来て間もない頃で英語がなかなか理解できなかった時のミーティングを辛い記憶と共に思い出しました。私に誰かが何かを言うと、エヘ、な感じで笑ってごまかした事も良くありました(苦笑)。上司にはバレバレだった様で、ある日「おまえ笑ってごまかしてるだけで本当は何にも解ってないんだろう!」とミーティング中に言われかなりショックを受けました。ず、図星…、やっぱ分かってたのね…。
今でもなれない内容のミーティングだと日米のシステムの違いで根本的な事が分からない事がたまにありますが、後からで個人的にでも聞くようにしています。
私が学生を教える時も明らかに分かってないな〜、聞いてないな〜と思いつつ、「分かった?質問あったら何でも聞いてね」と言いつつも「大丈夫、分かった!」と言って何も聞いてこない事が良くあります。そういう時って教える側としてはとても残念ですよね。
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Hi, Chika
How are you doing?
I have not posted a comment for a long time.
Today i find a very interesting article on Japanese economic web site.
The article shows the number of japanese who decide to work in Asia or Europe is increasing .
i think the article give a good tip for people who will be working outside of Japan.
Please review http://diamond.jp/series/yuuai/10009/
Taro
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勉強になります。
わかったフリや、あいまいな理解は
プロとしての責任感がないように思えます。
気をつけたいものです。
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「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」ですね。やっぱりその場で分からないことはその場で片付けないと、先に話が進まない。さらに言うと、アメリカは沈黙にあまり価値を置かないから、皆、割合バカな質問なり意見をお気楽に言ってる場合が多い。だから、日本人も怖気づかずに、とにかく質問なりして、話に参加することに慣れるっていうのが大事でしょう。
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chika-sanのエントリに触発されて、私も以下の様なエントリを書いてみました。話を真剣に聞くって、日本人でもアメリカで働いていると自然とできるようになるんじゃないのかな、と。
発言しないと会議に呼ばれなくなるアメリカ http://bit.ly/cF4apb
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仕事のプロになりたかったら。 どのような自分の将来を設計するのか。
渡辺千賀BLOG 仕事のプロになりたかったら
最近色々考えていたけど、整理がつきませんでした。
仕事は嫌いではないけど、どうしてこんなに人間関係がきついのか。。。
渡辺さんの記事を読んで原点を思い出しました。
僕は会社で偉くなりたいとは思いません。
特に会社が…….
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