未だに紙媒体の新聞をとってますがそれが何か。
当地のローカル紙、San Jose MercuryにAction Lineというコラムがあって、これは、読者の様々なトラブルについて、担当記者の人が調べてくれたり、企業やお役所などに読者に代わって交渉してくれたりする、という大変役に立つコラム。昔私もグリーンカードでちょっとトラブったときにダンナがメールしたら調べてくれた。すばらしい〜。(この新聞の価値は最近、このコラムと、同じような趣旨でテーマを道路交通に絞った「Mr. Roadshow」というコラムの二つにしかないような気がするのではありますが。)
さて、そこに載っていたのがMy bank gave me counterfeit money。
「銀行の窓口でもらった100ドル札が偽札だったのだがどうしたらいいか」というもの。読者からの問い合わせの中で、私がびっくりしたのは
I called the Morgan Hill police, but they told me that they do not take reports on this sort of thing and I would have to contact the bank.
「警察に電話したけれど、『その手の届け出は受け付けないので、元の銀行に聞いてくれ』と言われた。」
まじすか。新聞沙汰にならないはまだしも、警察沙汰にもならないわけですか。
そして紙面の回答も適当で、
「残念ながら最近多いんですよ、こういうの。銀行になんとかしてもらうしかないね。チャオ!」
みたいな感じ。回答の最後に
I'm off for two weeks. Happy holidays.
「明日から2週間休暇です。良いお年を!」
とあるので、きっとこれ以上フォローするのは面倒だったんでしょう。休暇だし。
それにしても。
・・・そうか、偽札をつかむということは、ババを引くのと一緒なのだな。引いた人がなんとかしないとならないと、そういうことなんですね。(なのか?)
ちなみに、counterfeit detector pen(偽札検出ペン)なるものがあり、これで札に線を書いて、黄色(琥珀色)だったらOK、黒とか茶色になったら怪しい、と。このペン、超お安い。Amazonで3ドルしません。普通の日本のボールペンより安いよ。これでわかちゃっていいの?でも、確かに、小銭で払うお店とかではこの手のペンでよくチェックしてる。
あと、「偽札受け取っちゃった」とスーパーのキャッシャーの人たちが話してるのも聞いたことがある。なんだか明らかに手触りが違うお札、というのも受け取ったことがある。(無事に使ってババ抜き勝ち)。確かに、たくさん偽札があるのでしょう。
なお、米ドルの3分の2は米国外にあるとのことで、(ドルで買い物できちゃう国は世界中にある)、アメリカにとって、なかなか偽札の流通を防ぐのは頭の痛そうな問題ではあります。(われながら結構面白い参考過去エントリー;トリビアの泉 日米通貨流通量)
(念のため、United States Secret Serviceのサイトによれば、「偽札を受け取ったら警察に通報しろ」、とあります。まぁ、「言ってみただけ」って感じでしょうか。または、偽10万ドル札、とかだったらとりあってくれるのかも。)
香港在住です。
香港ドルは最高札が1000HKDですが、数年前に偽札が出回ったとのことで、店頭で「1000HKD札お断り!」の紙がはられていたことがありました。正確にはxx年以前にどこそこ銀行で発行した1000HKD札、と細かい指定がありましたが。(香港では紙幣の発行は3つの銀行で行ってます)
また、中国では最高100元ですが、これが偽札天国です。1年ほど前に台湾製の偽札が大量に出回りましたが、皆ナンバーが一緒だったらしいです(わはは)。
シンセン辺りでは、HSBCのATMから偽札が出てくるケースもあり、レートはともかく香港で両替する方がなんぼか安心、というのが定説です。
もしかしたら、偽札が出回ることを前提に、被害金額を抑えるために最高100元紙幣にしているのかもしれない、と今思いつきました。
数千元持ち歩く時は財布がパンパンになって、そんなのを外でうっかり見せると後ろからボカッとやられるので、財布を分けて残りはバッグに入れたり、そのバッグもエスカレータでは前に抱えたり、と大変気を使う中国です。
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>数千元持ち歩く時は財布がパンパンになって、そんなのを外でうっかり見せると後ろからボカッとやられるので、財布を分けて残りはバッグに入れたり、そのバッグもエスカレータでは前に抱えたり、と大変気を使う中国です。
中国って、香港でもそんなに治安が悪いんですか?
クレジットカードとか使えないんでしょうか。
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台湾ではコンビニに偽札検査機が必ずあり、客の目の前で最高額1000NTD札を通します。偽札を作れる(私は見たこと無いですが、あったら貴重なので取っておきます)なら、見破る癖も身に着けているということでしょうか。
>偽札が出回ることを前提に、被害金額を抑えるために最高100元紙幣にしているのかもしれない
それは説得力があると思います。貧富の差があまり露骨に見えないように、1000元札を発行していない、とは聞きました。
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>「銀行の窓口でもらった100ドル札が偽札だったのだがどうしたらいいか」というもの。読者からの問い合わせの中で、私がびっくりしたのは
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> I called the Morgan Hill police, but they told me that they do not take reports on this sort of thing and I would have to contact the bank.
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>「警察に電話したけれど、『その手の届け出は受け付けないので、元の銀行に聞いてくれ』と言われた。」
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>まじすか。新聞沙汰にならないはまだしも、警察沙汰にもならないわけですか。
いくらドル安といっても100ドルですよね!?つい最近まで1万円だったんですよね!?
#まぁ、US国内では100USDは100USDだけど。
その金額では動いてくれないんですか、警察様。orz
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私も在香港・東莞です。ババ抜きの過去履歴を紹介します。
20年くらい昔ですが、うちの会社のビルにまだ交通署(自動車関係の証書類を発行している役所)の窓口があった頃、免許証の更新の費用を支払ったら、HKD100札の中に偽札が1枚あり、出納係の人に突っ返された事がありびっくりしました。路上の新聞屋で、即効使いました。
中国で偽札は日常茶飯事で、お店で偽札を受け取ると、その服務員が自己責任で弁償するらしいので、みんな目を皿のようにして偽札チェックをします。私がしばしば偽札を受け取るのはタクシーのつり銭です。お店でお金を払うときに拒否られて判明します。そういう時は、やはり夜間のタクシーの支払いで、ババを次の方へ渡します。
>シンセン辺りでは、HSBCのATMから偽札が出てくるケースもあり
ところでこれは本当ですか?私はいつも羅湖口岸ビル内のATMで引き出していますが、1年中、いつでも続き番号のピン札の赤い毛沢東さんが出てきます。
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思いがけず中国ネタで溢れていてびっくりです。
>シモジさん
もちろん大勢の人が平和に暮らしているのですから、全員が被害に会うわけではないですが。。。そのくらい注意したほうが良いということですね。特に香港では銀行ATMが道路の面した壁にむき出しで設置されている事が多いのですが、うちの社員が夜11時位にお金をおろした途端に後ろから殴られて鞄ごと持っていかれた事件もありました。
クレジットカードは、中国ではホテルなどでしたらVISAをはじめ多くのカードが使えます。街中のデパートやショッピングセンターだと「銀聯」というカードでないと使えないことが多いです。今のところスキミングなどの被害にはあっていません。
香港だとどこでも普通にほとんど使えると思います。
>bobbyさん
私もそこのHSBCは良く使います。ババ札は私自身は引いたことがありませんが、噂で聞きました(不確かな情報で申し訳ありません)
対面の両替屋では、1枚1枚、ハンコ押してくれますよね。あれって本物の証明なのでしょうか。
赤札ならまだ判別もつきそうですが、20元以下のお札だとぼろぼろで何が何だかわかりませんよね。
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@香港さん、
>対面の両替屋では、1枚1枚、ハンコ押してくれますよね。
うちの若いモンが、そこでいつも両替していたんですが、あるとき赤い毛沢東5枚(通し番号)の偽札が混ざっていたそうです。受け取る前に、偽札検査機もちゃんと通したと言ってました。これって、どうなんでしょうか?
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遅くなりました。
あの偽物検査機自体がどうかと思ってます。たんなるお札カウンティングマシーン程度に考えていたほうがいいかもしれませんね。私はババ札つかんだことがないので、あれで引っかかったことがないですが。というか混じってても気がつかなかっただけだったりして(笑)
通ればリーチ、気がつかなければババ札も本物。
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