Economistの記事、Face Valueによりますと、会社の業績は、社長の顔と相関するらしい。社長にリーダーシップがありそうで、権力(power)がありそうだと業績も良い、と。
ここでポイントは、「ありそう」というところ。顔の写真を一枚見ただけの人が「この社長はこういう人」と判断したことが、業績と相関する、と。見たのは、Warren Buffetの顔も見分けられない大学生１００人。写真の方は、Fortune1000の業績トップ２５社とボトム２５社のCEO、と。
一方、これとは別の調査で、複数の企業の重役に、自分の会社のCEOの個性を項目別に評価してもらったが、その結果と会社の業績には何の関係もなかった、というのもあるそうな。
後者の調査では、
「エキサイティングなビジョンを伝える力」
とか
「他者の模範になる行動」
といった項目に関し、それぞれ点数をつけてもらったと。して、結果は、CEOの特徴と業績には何の相関もなく、「CEOの性格では会社業績は決まらない」となったそうなのだが・・・。
うーむ。
記事では、この二つの調査結果を比較し、
「本人を知らない人が顔の第一印象だけで判断した方が、実際にその人をよく知る人よりも、正しい判断ができるのかも」
と言っている。つまり、
「自分の会社の重役にもわからないような社長の本当の姿が、顔には出ている。そしてその本当の姿が業績に反映される」
ということ・・・か？
うーむ、そうか？？
別の仮説としては、
「中身はともあれ、顔がリーダーシップにあふれているだけで、本人を良く知らない人が『この人こそ素晴らしいリーダー』とついて行ってしまい、それでうまくいく」
ということもありえる？
（重役にまでなると、社長の本当の姿を知り幻滅したりするが、重役が社長をどう思うかは、実は業績には関係ないとか。）
・・というわけで、因果関係はちょっとよくわからないが、社長は顔だけでもリーダーシップとパワーにあふれているのが良いようです。ちなみに「パワー」はさらに細かい項目があって、「有能そう」「威圧感がある」「顔が成熟している（！）」など。
一方、学生１００人が顔から判断した性格のうち、「likeability（近づきやすい）」「trustworthiness（信頼できる）」の二つは業績と全く関係なかったとのこと。
warm and fuzzy does not matter
ということで、「いい人そう」なのは役に立たない模様です。日本の社長はどうでしょうね。
On Off and Beyond 
> 社長は顔だけでもリーダーシップとパワーにあふれているのが良いようです。
これはかなりトリッキーなお題ですね・・・。
バフェット、シュミット、孫さん、などは地味～な感じで、
そこらへんのおじさんって感じにしか見えないと思うのですが・・・。
ブッシュ、マードック、デル、三木谷、などは顎がガッシリとしていて、
いかにもな感じですよね・・・。
次の大統領も顔で選ぶとしたら、やはり民主党が優位な感じでしょうか。
日本には観相学という分野で著名な方が多数いるようなので、フォーブスなどでそういった人達が分析をする特集を組んだりすると面白いかもですね（笑）
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前にMCの子会社の創立に関わったとき、3人役員がいて、だれを代表にするかという話になったのですが、結局最期は顔できめてました。理由はマスコミに露出するのは、顔がいいやつがよいということです。
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それなりの業績の会社の社長をやってると、普通のお顔でも、自信にあふれる、顔艶がよくなる等、「出来る顔」になって行くんじゃないでしょうか。
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因果関係が逆の可能性もありますよね。
トップ２５社の社長は順風満帆なので自信にあふれる顔になっていく。
ボトム２５社の社長はひどい報告を聞くたびにしかめ面になっていく。
なんかGMATの問題に出せそうな…
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トピックは面白いですよね。でも本当に彼らの主張が正しいのかな、と疑問ですが。
例えば、fortune 1000 のtop25, bottom25を比べるのは極端ではないでしょうか。違った規模の企業のＣＥＯは経歴的に違っていて当然で、説明変数に入っていないomitted variablesが現れただけかもしれず、と思ったり。
そういう意味では、CEOの教育、宗教などのbackgroundを説明変数に入れてみたいものです。（原論文がないのでなんともいえませんけど。）
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社長さん＝品があって金もちオーラがあって健康そうな人。が多いと思います。ずれるかもしれませんが、政治家も独特の雰囲気があると思います。元気で血が濃そうというか。あと、共和党のマケインさんて凄く顔色が悪いと思うのですが、健康なのでしょうか。
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