toleranceとpatienceの違い

ダンナが

「君は自分がpatientだと思うか?」

というので「ダンナよりはpatientだと思う」と言ったところ、例えば?と聞かれたので

「うーん、ダンナはよく、食べた食器をディッシュウォッシャーに入れずに放置するでしょ?あれ、私は過去数年間ずっとそのたびにむっとしてるんだけど、一度も言ったことない。I’m patient。」

と答えたら、

「いや、それはpatienceじゃなくてtolerance。だって、怒ってるんでしょ」

ダンナいわく、

「patienceは、嫌なことでも、怒らず平静心のまま受け止めること。toleranceは嫌なことに怒りを感じても、それを殺して平静に対応すること。」

ほほー。

ということは、私はpatienceゼロ。でも、toleranceは割とある。(怒りをあらわにすることは結構あるが、しかし、それ以上に常にいろんなことに怒っているのですよ。)

ちなみに、ダンナはpatienceもtoleranceも、どちらも非常に低い。ただし、多くの物事を「どうでもいい」と思っているので、嫌だと感じることすら少ない模様。しかも口数が少ない。ゆえに、多くの人に

「怖い奥さんと優しいダンナさん」

というカップルだと思われがちで、ちょっとずるいなぁと思うんですよね。瞬間湯沸し器的にむっとする回数は、ダンナのほうがずっと多いのに・・・。

というわけで、toleranceとpatienceの違いでした。

toleranceとpatienceの違い」への8件のフィードバック

  1. “Thank you for your patience” と言われることはあっても、 “Thank you for your tolerance” と言われることはほとんどありません。
    相手から見るとどちらも一緒なのに、勝手に「あなたは内心でも怒ってないのね、ありがとう」と決め付けているということなんですね…。

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  2. toleranceとpatienceの違い,英和辞典ではなかなか分かりませんね.patienceの方が耐えている感じ.
    でも千賀さんは
    「ちょっとずるいなぁと思うんですよね。」という時点でtoleranceなんでしょうね!

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  3. Adjective
    1)S: (adj) tolerant (showing respect for the rights or opinions or practices of others)
    2)S: (adj) kind, tolerant (tolerant and forgiving under provocation) “our neighbor was very kind about the window our son broke”
    3)S: (adj) broad, large-minded, liberal, tolerant (showing or characterized by broad-mindedness) “a broad political stance”; “generous and broad sympathies”; “a liberal newspaper”; “tolerant of his opponent’s opinions”
    4)S: (adj) tolerant, resistant (able to tolerate environmental conditions or physiological stress) “the plant is tolerant of saltwater”; “these fish are quite tolerant as long as extremes of pH are avoided”; “the new hybrid is more resistant to drought”
    5)S: (adj) tolerant, patient of (showing the capacity for endurance) “injustice can make us tolerant and forgiving”; “a man patient of distractions”
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    渡辺女史による「定義」は、2)と5)か?

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  4. あらぁ~そうだったんですね、なんとなく
    ・patienceは怒ってるけど我慢してる(つまり怒ってる)、
    ・toleranceは寛大に受け入れる(許してる)
    って逆だと思ってました。

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  5. chikaです。
    その後もう一度考えてみたんですが

    patience=短期的耐久・軽い忍耐
    tolerance=長期的耐久・重い忍耐
    っていうイメージもあるかなぁという気がします。patienceは短期で軽いからあんまり怒りも深くないと。
    つまり、怒りのあるなしで区別するというより、怒りのあるなしが結果なんじゃないかな、と。
    言葉は難しい・・・・・どうでしょうね。

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  6. English Patient という映画がありましたが、patient=病気という苦痛に耐えている(苦痛をこうむっている)人=患者 なんですね。
    tolerantも語源はラテン語の「tolerare 耐える」から来ていますから、お説のとおりpatientと重なる意義も多いわけですが、現代語での実用的な使い分けに限っていえば、
    patient=耐える、tolerant=許す、
    と考えておけばとりあえず大半のusageはカバーできるような気がします。

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  7. なるほど。なるほどー。
    一応自分の手元の英英辞書Longmanも引いてみましたが、確かに
    Patience のdiscriptionにはどの意義にも、”…., without becoming angry or anxious” 又は” …., without complaining or becoming angry” となっていました。。。やっぱりムってしたらもうその時点で”patient”ではないんですね. ” without angry or anxious” なんてほぼ無理。

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