米国会議員Wikipedia乱用

アメリカの国会議員のスタッフたちが、Wikipediaでボスの議員を持ち上げたり、ライバル議員を誹謗したり、という書き込みがなんと1000回以上あり、Wikipediaは3回も議院IPからのアクセスをブロックしなければならなかった、というトホホな話がMaking Mischief On Wikipedia (Business Week)

Congressional
staffers have discovered that anyone can tinker with entries in the
online encyclopedia, and they’ve inserted or deleted more than 1,000
embarrassing items on their bosses’ — or foes’ — write-ups. (中略)Wikipedia has blocked access from House accounts three times

書き込みの中には、
「Tom Coburnは、同僚議員から『最もムカツク上院議員(most annoying senator)』に選ばれた」
という嘘もあったそうな。レベル低すぎです。BBCにもニュースとして取り上げられてます。

議員の方、ゲーマーの方、それ以外の全ての皆さん!!Wikipediaはとってもためになる大事なリソース。悪用するのはやめましょう!!!

米国会議員Wikipedia乱用」への8件のフィードバック

  1. most annoying senatorを熱中して書いている姿は確かにトホホすぎます。議員は他にももっとやることがあるでしょうに。先日ルービン回顧録を読んで、かの要職の難しさを垣間見たとこだったんですが、こういう記事がでるほど暇な人も大勢いるようで。。。アメリカ人もこれ見ると悲しくなりますねぇ。

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  2. ご無沙汰してました。日本に戻って論文書いてます。
    議員スタッフも、人によって仕事に多寡があって、暇な人はとことん暇なのでしょう。何だか悲しくなりますが。。。。。もしかして日本にも波及するのかな?勘弁して欲しいものですけど、う~ん、どうなんでしょうか。Wikipedia自体はほんと便利なリソースですから、妙な使い方がされなくなるよう、僕も切に願います。

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  3. ↑を書いてから思ったのですが、意図的に仕事の一環として「ヨイショ」や「誹謗」を書いてるとすると、ますます悲しくなります。。。。。

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  4. Wikipediaは便利ですが、やはりそういうことに利用されることもあるんですね。それにしても議員IPということがバレてるなんて何とも恥ずかしい話。
    Wikiはニュートラルな作者が投稿するとは限らないので話半分に参照してましたが、監視もされているんですね。

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  5. Wikipediaに嘘の内容を投稿して,それが何日程度で修正されるかというのを調べる調査があったか気がします.

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  6. 保坂です。
    いつもお世話になっています。
    言葉の定義は非常に政治的な問題であることが表面化した事件ですね。
    日本にも「はてな」という注釈辞典があります。
    Wikiのような世界図書館構想とはコンセプトが違いますが、ここでも政治的な闘争があります。
    僕はオタク論関係しかウォッチしていませんが、ブログで舌戦を繰り広げるだけでなく、特定の言葉の登録を阻止する、新語をアップするなどなども頻繁に行われています。
    #今回の事件はレベルが低いからニュースになったのでしょう。
     実は表に見えないが、政治的に正しい表現や歴史観をめぐる闘争が、wikiを最前線として行われている。
     って思うのが自然のような気がします。

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  7. integrity-san,
    去年私がDCに行ったときには「議員との不倫をblogに書いていて首になった職員女性の手記」が本屋にヒラ積みされてました。開いてちょっと読んで笑ったのは、「ニューヨークにいた頃は見向きもされなかったけど、DCでは「若い女」というだけでモテモテ」という記述。男ばっかりだからだそうです。ほんまか~
    でも、何処もレベルの低い人はレベル低いんでしょうねー。
    もっかーsan
    どうも、職務の一環として書いてたらしいです。心貧しいなぁ・・・。
    Ted Weapon-san, おさる-san,
    おさる-sanのおっしゃる通り、Wikipediaかなり監視に力を入れてるみたいです。それぞれのテーマごとに一部の人たちが監視するというチームになってるらしい。結構最近個人を誹謗する記事が問題になるケースがあるので、一生懸命やってるようです。。。
    保坂-san,
    何十年、何百年たって、結論が出てからの(ある出来事のせいで他にどんなことが引き起こされたかの帰結、という意味でも、論争の帰結という意味でも)歴史を読むのと、現在進行形で起こっている事象を理解するのは随分違う行為。おっしゃるとおり、Wikipediaは後者を理解するためのとってもよいツールですね。
    Wikipediaを学生が鵜呑みにして困る、というラジオ論争会もありましたが、
    「Wikipediaには間違いもありえるし、主義主張の違いによって違う理解もありえる」
    ということ自体をきちんと教育していくことが重要だ、という意見が一番まっとうだったと思います。

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