こちらの記事にあるとおり、二型糖尿病の新薬が認可された。今後増大する二型糖尿病患者数に鑑みて、画期的な役割を果たす薬なのではないか...といったことはさてはおきつ、瞠目すべきは原料であります。
写真にあるGila Monsterというオオトカゲの唾液から抽出したそうな。(実際の薬として使われるのは、人工的に合成したバージョンですが。)
一体全体、どうやったらこのトカゲの唾液が糖尿病にきくことがわかったのか。
糖尿病の人がなめてみたのか。
誰か発見の経緯をご存知の方がいたら教えてください。
ちなみに、ご参考まで、通常、一型は子供時代に、二型は40歳以上に発病するもの。二型は(遺伝要因もあるが)肥満だとなりやすく、生活習慣病の傾向も強い。が、しかし、最近アメリカでは、子供の肥満が増えており、糖尿病と診断される子供のうち実は8-45%が実は二型ではないか、といわれている。このまま国民の肥満化が進めば、最近生まれた子供の二人に一人はいずれ糖尿病になるとも言われており、「ヘルスケアの成長分野」として大きな期待が寄せられている分野でもあります。
はじめまして。
下記のページに多少詳しい文章があります。特異な生態をもつトカゲのようなので
注目されていたのかもしれません。(リンク先は登録が必要で見られず確かめられ
なかったので何ら新しいことが書かれていなかったらすいません)
http://www.somos.co.jp/solution/048.htm
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おおーこれは面白い情報をありがとうございます。
リンク先いわく
「この巨大トカゲはその過酷な自然環境のせいか、年に4回くらいしか獲物を食べないのだそうです。そして、何も食べない期間はすい臓の働きを止めてしまいます。だから次の獲物をつかまえた時に出る『唾液』に、すい臓などの消化器官を『生き返らせる』ホルモンがあるのです。
このexendin-4がトカゲのすい臓だけでなく、ヒトのすい臓にあるベータ細胞の増殖、新生、インスリン生成を刺激するのは間違いなさそうです。」
とのこと。なるほどー。
動物生態学は実は役に立つんですね。
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トカゲの唾液から新薬
渡辺千賀さんが、新しい糖尿病治療薬について書かれているが、発見の経緯を知りたいとのことなので、少しばかり。昨年のアメリカ化学会会報、Chemical & Engineering Newsの10月25日号に特集��…
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http://www.signonsandiego.com/uniontrib/20050429/news_1b29amylin.html
発見者で特許保有者である、Dr. John Eng の人間ドキュメントです。ところで風貌や名前から中国系アメリカ人?
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なるほどー。ライセンスの経緯など、非常に面白いですね。ちなみにAmylinでは、インシュリンを摂取する糖尿病患者のHbA1cを一定に保つSymlinも最近認可されましたね。今後面白いプレーヤーになるかも。
ちなみに、Engは香港系中国人のラストネームで、Ngとスペルされることもあり。アメリカでは、イングさんと呼ばれてますが、本当の読み方は鼻濁音の「ん」と「が」の中間のようです。日本語だと「ご」となる伍とか呉など。同じ苗字でも、マンダリン読みだとWuになりますです。
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おおー。上の記事、感動しました。勤務先に断られたにも関わらず、個人で高い費用を払って特許化してしまうところが、温和な風貌の割にすごい信念というか、確信というか、根性というか、とにかくすごいですねー。さらに何年も辛抱しながら売り込む。その間特許の維持費用だってばかにならなかったでしょうし。よく「学会に出てくるような情報はもう遅い」なんて言われたりもしますが、決してそうとは限らないんですね。
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>「学会に出てくるような情報はもう遅い」なんて言われたりもしますが、決してそうとは限らないんですね。
本当に!チャンスはまだいろいろありそうですね。
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毒トカゲの唾液から糖尿病が治る画期的な新薬が出たと知りました
掛かりつけの開業医と医大の医師に効きました。
今の現状では医師は忙しく日常の仕事の対応に追われ昼食も時間外、トイレに行くのも走っていって走って帰るそんな場面を見ていると最もだと思いますが、暇な医師でも周囲しているからおなじような感じ
厚生省は新薬を早く認可し、長期滞在の患者が早く退院出来る様に
すれば、医療財政が少しでも軽く成って行く。
こんな考えはひねくれ者でしようか。
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